Google、アップルAシリーズの設計者を雇用。独自モバイルSoCを開発
Googleが自社端末「Pixel」向けに独自開発したチップセットを搭載しようとしているのかもしれません。

Appleで8年近くチップセットの開発に携わっていたManu Gulati氏をGoogleが採用したと、米国のニュースサイト Varietyが伝えています。Gulati氏はAppleが第1世代のiPadから搭載しているチップセット、Apple Aシリーズの開発チームを率いていた人物とのことです。

同氏のLinkdInでは、確かにAppleを4月に退社し、5月からGoogleに勤務していることになっています。その肩書はLead SOC Architect。また、GoogleはSoC関連の求人も行っており、SoCの開発に本腰を入れ始めている様子がうかがえます。

ちなみにSoCというのはSystem on a chipの略称で、単にCPUだけを指すものではなく、グラフィックを司るGPUやモバイル通信のモデム機能などをひとまとめにしたもの。AppleのAシリーズやQualcommのSnapdragon、SamsungのExynos、HUAWEIのKirin、MediaTekのMTシリーズなどが有名です。

GoogleがSoCの開発に力を入れる背景には、Apple、Samsung、Huaweiなど自社でSoCを開発する競合他社との差別化があると予想できますが、これ以外にも、モバイルにおける機械学習の最適化が目的ではないかとVarietyでは推測しています。

現在、Googleのフラッグシップ端末PixelはQualcomm Snapdragon 821を搭載。今年リリースされる次期モデルにもSnapdragon 835が搭載されると伝えられています。このため、Googleが独自のSoCを開発したとして、それが採用されるのは2018年以降となりそうです。