13日、米華字ニュースサイト多維新聞は「中国の日本人拘束が常態化、首脳会談に影響も」とする記事を掲載した。資料写真。

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2017年6月13日、米華字ニュースサイト多維新聞は「中国の日本人拘束が常態化、首脳会談に影響も」とする記事を掲載した。

中国は最近、国内で「スパイ活動にかかわった」として、日本人男性を相次ぎ拘束している。15年以降に「国家の安全を脅かす」名目で身柄を拘束された日本人は12人に上っている。日中関係を再び緊張化させる異常事態であり、中国が推進する経済構想「一帯一路」や日中首脳会談に影響する恐れもある。

日本政府は中国の主張を一貫して否定。菅義偉官房長官は「日本はいかなる国家に対してもスパイ活動を行っていない」と繰り返し強調している。しかし、軍事分野には何の関係もない民間人12人の身柄は、今も拘束されたままだ。

背景には習近平(シー・ジンピン)国家主席の反日姿勢があるとみられる。「偉大なる中華民族の復興」を掲げる習主席にとって、外国の価値観が中国に入るのは全力で阻止しなければならない。中国では国民が外国人に接触することは政治的に敏感な問題。「スパイ」のレッテルを貼られる外国人は日ごと増加している。

しかし、日本政府は欧米諸国に比べ、自国民の救出を最優先課題にしているとはいえない。冷淡で力不足とさえいえよう。日中首脳会談の実現にも影を落とすとみられる。(翻訳・編集/大宮)