「ああ、こんな恋愛してみたい…!」と、恋愛映画のカップルにうっとりすることは多いけど、スターだって生身の人間。映画の中では理想のカップルにしか見えなかった2人が、実は撮影現場では犬猿の仲ということも。

そんな、現場では実は相性が悪かった"名作映画の理想のカップル"を<Digital Spy>からご紹介。

1.レイチェル・マクアダムス&ライアン・ゴスリング

『きみに読む物語』

言わずと知れた映画史上に残る純愛物語。世界中を泣かせた 2人だけど、実は撮影現場ではケンカが絶えなかったんだそう! 

監督のニック・カサヴェテスによると、現場での2人は怒鳴りあうほど仲が悪く、ライアンは(できるだけレイチェルと接触するのを避けるため)リハーサル用にレイチェルの代役を用意してと頼んだほど。ところがその後2人はちゃっかりデートしはじめ、3年も付き合っていたのだから、男と女の間には何が起こるか分からない!?

2.ニック・ノルティ&ジュリア・ロバーツ

『アイ・ラブ・トラブル』

1994年の公開時、ニックは54歳、ジュリアは27歳。つまり歳が倍も違う2人のラブコメという設定そのものに無理があったのかも。<ニューヨーク・タイムズ>のインタビューで、ジュリアは「ニックはチャーミングで素敵な人だけど、最低な人でもあったわね」と答えており、ニックの方も「"最低"だなんて、ずいぶんだな。でも彼女がそこそこヒドイ奴だってことは皆知ってるよ」と負けずに応戦。ああ、怖すぎる…。

3. ジェニファー・グレイ&パトリック・スウェイジ

『ダーティ・ダンシング』

1980年代を代表する青春映画であり、その後ミュージカルにもなった名作。ティーンエイジャーの女の子がダンスのインストラクターと恋に落ちる設定だけど、実際の現場は"甘いロマンス"とは程遠かった様子。パトリックは後に「ジェニファーはかなりの気分屋だった。何度も同じシーンを撮り直しさせたり、いつもカリカリしていた。ミスを指摘されると、感情的になって泣き出したりもしたよ」と語ったそう。

女子高生の役だったけど、当時ジェニファーは26歳。パトリックは34歳。2人とも立派なオトナだったんだから、もっとうまくやれたらよかったのに。

4.マリリン・モンロー&トニー・カーティス

『お熱いのがお好き』

「マリリンとキスするのは、ヒットラーとキスするようなものだったよ!」「彼女はいつもイライラしてたし、気が散って撮影に集中できていなかった」と、後日トニーがマリリンをメッタ切りしたそうだけど、実はこれにはワケが。レイチェル&ライアン組とは逆のパターンで、2人はかつて恋人同士だったんだそう。元カレ&カノが共演、しかも恋におちる設定なのだから、ツライ現場だったことは想像に難くない…?

5.アンソニー・ホプキンス&シャーリー・マクレーン

『LOVEシーズン』

「シャーリーは今まで一緒に仕事をした女優の中でもっとも不快な人物だった」――アンソニー・ホプキンスにここまで言わせるって、一体何があったの? 「夫婦互いに愛人がいる」という設定のこのロマコメ、残念ながら興業収益も振るわず、"最低映画賞"として知られる『ゴールデンラズベリー賞』に3部門もノミネートされてしまうという結果に。

6.デイヴィッド・ドゥカヴニー&ジリアン・アンダーソン

『X-ファイル』

10シーズンも続いたドラマ版に加え、劇場版も2作公開。世界中で大ヒットしたSF作品だけど、撮影中、主演2人の仲がずっと危うかったことでも有名。製作陣は「次作が製作されるか分からない」とヒヤヒヤしていたんだそう。

デイヴィッドは2008年にイギリスの新聞<メトロ>の取材を受け、「あまりに一緒にいすぎたのが良くなかったのかも。どうでもいいことでよくケンカしたし、互いの立場に立ってものを考えることができなかった」と答えているけど、同じインタビューで「ジリアンのことは大好きだし、妹のような存在だよ」とも語っていて、長い時間を経て最終的にはいい関係を築けた様子。ちなみに先日、シーズン11の製作も決定したよう。

7.クレア・デインズ&レオナルド・ディカプリオ

『ロミオ+ジュリエット』

撮影当時、2人はほのかに恋心を抱いていたとの噂もあるけど、レオ様は当時遊びたい盛りの22歳。クレアはまだ恥ずかしがり屋の16歳。世界中を虜にした"美しきカップル"は、現実にも「意気投合!」とはいかなかったようで…。その後レオ様は"独身の帝王"への道を突き進み、クレアはイエール大学に進学。つまり、違う道を歩むべき2人だったってことのようです。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:宮田華子

Digital Spy UK

きみに読む物語(字幕版)

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