14日、環球時報はドイツ通信社が掲載した「観光客にとって中国のスモッグが意味するものとは?」と題する記事を取り上げた。資料写真。

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2017年6月14日、環球時報はドイツ通信社が掲載した「観光客にとって中国のスモッグが意味するものとは?」と題する記事を取り上げた。

記事によると、長い歴史や豊かな自然環境を持つ中国はドイツ人に人気の観光地の一つとなっている。多くの人が中国の大気汚染に不安を示す一方、ドイツからの観光客数は安定して推移。過去1年間では62万7000人が中国を訪れたという。

筆者は「この点からスモッグが中国旅行に影響を与えているかどうかは判断できない」とし、ある旅行会社の「業務への影響は出ていないが、スモッグに関する問い合わせは日常的にある」とのコメントを紹介。「専門家や旅行関係者にとって、このような質問は納得できる範囲内。結局のところスモッグは有害なのだ」と述べ、スモッグが人体に与える悪影響について語る医学専門家のコメントを紹介している。

ただ、専門家の見方は大気汚染があるからと言って中国旅行を取りやめる必要はなく、「短期旅行ならばスモッグのリスクは抑制できる」というものだ。このほか、中国で大気汚染が悪化するのは冬の時期で、外国人観光客の多くが春と秋に中国を訪れることもリスクを減らすことにつながっているという。

筆者は「実際のところ、中国もスモッグ問題について認識している。政府は大気汚染を防ぐためにさまざまな措置を打ち出している」と指摘するとともに、中国政府が観光業の発展に向けて大々的に取り組んでいることも説明。中国が2020年までに約2710億ユーロ(約33兆4350億円)を投じて自転車用道路や環境に優しいインフラ整備を計画していることを取り上げ、「大気汚染や各施設の改善に伴い、“中国ブーム”はこの先も続くと考える」と締めくくっている。(翻訳・編集/野谷)