スーパーで誕生した赤ちゃん、記念写真もユニークに(画像は『Branches Photography 2017年5月13日付Facebook「I was so excited to meet baby Ezra yesterday!」』のスクリーンショット)

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『Health Headlines』によると、出産した女性の600人に1人は赤ちゃんが誕生するまで妊娠していることに気付かないという。カナダに住むこちらの女性もそのうちのひとりだったようだ。突然の陣痛で出産したのは、なんとスーパーマーケットのトイレ内。幸いにも母子ともに元気で、このたびその赤ちゃんがユニークな記念写真の撮影に臨んだことを英『Independent』など複数メディアが伝えた。

カナダ・ノバスコシア州ハリファクスに住むアシュリー・ミラー=クロスさんは4月28日、いつものようにベイヤーズレイクにあるスーパー「Antrantic SuperStore(アトランティック・スーパーストア)」を訪れた。

スーパーに着いた途端、腹部に激しい痛みを感じたアシュリーさんはすぐに店内のトイレに駆け込んだ。その頃、事務所にいたストア・アシスタントマネージャーのマルコム・コミューさんは、トイレから女性の叫び声を聞いている。

マルコムさんは女性従業員とトイレに駆け込み、ドアを開けた。するとアシュリーさんは「赤ちゃんが生まれる!」と叫んだという。マルコムさん曰く「女性から赤ちゃんが半分出ていた」状況だったため、すぐに緊急通報番号へ連絡した。店内クリニックの医師に助けを要請し、医師とともに出産に立ち会ったマルコムさんは、「出産を手助けしたのは初めてですし、この店で赤ちゃんが生まれたのも初めてのことです」と話している。

無事に男児エズラ君を出産したアシュリーさんは5月1日、夫カイルさんと生後10か月になる娘ミアちゃんを連れて4人で再びスーパーに出向いたところ、スーパーからは1年分のオムツがプレゼントされたそうだ。「とても助かる」と喜ぶアシュリーさんは、今回の突然の出産についてこのように語っている。

「昨年8月に娘を出産してからは体重が減らず、増えてもいなかったんです。サイズも変わっていなかったし『何かが無性に食べたい』ということもなかったので、まさか妊娠しているとは思ってもいませんでした。サポートしてくれたみなさんにとても感謝しています。特にマルコムさんと、出産時にそばにいてくれた女性には本当に有難い気持ちでいっぱいです。」

その後、とんだハプニングで生まれたエズラ君の記念にと、アシュリーさんはミアちゃんと母親を伴い写真家ジェン・マチェットさんのスタジオ「Branches Photography」に向かった。

“スーパーマーケットで産まれた赤ちゃん”というテーマに相応しく、野菜や卵、果物、パンと一緒にエズラ君は小さな買い物かごに入れられて記念撮影をした。そんなエズラ君の写真がスタジオのFacebookアカウントに投稿されると、ユーザーからは「なんて可愛いの!」「とてもクリエイティブだね」「この写真、新聞の一面を飾ること間違いないね」「ユーモアたっぷりなのが素敵」といった声が寄せられている。

画像は『Branches Photography 2017年5月13日付Facebook「I was so excited to meet baby Ezra yesterday!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)