14日、韓国の文在寅大統領が副首相兼教育部長官候補に指名した金相坤元京畿道教育監の学位論文をめぐって、盗用疑惑が持ち上がっている。資料写真。

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2017年6月14日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が副首相兼教育部長官候補に指名した金相坤(キム・サンゴン)元京畿道教育監(67)の学位論文をめぐって、盗用疑惑が持ち上がっている。韓国・中央日報などが報じた。

盗用が指摘されているのは、金氏が1982年に書いたソウル大の修士論文。報道によると、この中の少なくとも130カ所の表現に盗用が疑われるという。盗用元とされる10文献のうち5文献は日本の文献で、引用元を表示しないまま原文を丸ごと韓国語に翻訳した部分があったほか、原本とまったく同じグラフが使用された例も。さらに日本の文献で「わが国の場合」と表現された部分を「日本の場合」とするなど、一部のみ表現を変えた箇所も見つかっている。

そして、盗用元の日本の文献に記された引用元まで同様に表記する「引用の盗用」も指摘された。

金氏は1992年に書いた博士論文でも、ソウル大研究真実性委員会の昨年の調査で「引用元を明記せず9文献の内容が使われていた」と明らかになっていた。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「本当にやっていることがめちゃくちゃだ」「もしかしたら、お金を払って論文執筆を誰かに委託してたってことも考えられる」「教育部の長官候補がこのレベル」「こんな老人を教育行政に関わらせないでくれ」「こんなやつを長官にしたら政権はごみためになる」など、批判の声が多く寄せられた。

その一方で、「論文執筆時点の基準ではこれでもOKだったのかも」「1980年代の論文を2017年基準で評価するのは正しいのかな?」「当時の基準で判断をし直すべき」など、論文執筆当時の倫理規定に照らして判断すべきとする声もあった。(翻訳・編集/三田)