不発に終わった久保は、自身のパフォーマンスを反省し、チームの攻撃にも苦言を呈した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 1-1 イラク/6月13日/PASスタジアム
 
 1-1の引き分けに終わったイラク戦に左ウイングとして出場した久保裕也は、自身のパフォーマンスにまるで納得していなかった。
 
「プレー自体は全然良くなかったと思います。守備に追われて攻撃の部分で何も出せずに終わってしまいました」
 
 酷暑のイラン(中立地開催)で行なわれた消耗戦は、前後半に1度ずつの給水タイムが設けられるほど過酷だった。そのなかで、ハリル戦術でもっとも運動量を求められるウイングの久保は、疲労が足に来てきていた。
 
「守備の割合が多かったかなと思いますし、そこで攻撃に出ていくパワーがあまりなかった。もうちょっと上手くできたんじゃないかなと」
 
 ほとんどチャンスに絡めなかったのだから、なおさら悔しさが残っているだろう。ただ、自分自身のパフォーマンスを反省しつつ、チームの攻撃にも苦言を呈した。
 
「攻撃の時は裏だけじゃなく、もっとバリエーションがないとダメかなと思いました」
 
 確かに、指揮官が盛んに口にする「素早く裏を狙う攻撃」だけでは、相手を崩すのは難しい。イラク戦のようなスタミナの消費が激しいゲームではなおさらだ。ハードワーク一本調子では、すぐにガス欠を起こしてしまう。であれば、ピッチで戦う選手たちが、臨機応変に対応すべきだったのではないか。
 
 不完全燃焼に終わったイラク戦で、久保は気付いたかもしれない。指揮官の指示だけに従っていても、攻撃のバリエーションは広がらないと。
 
 次の代表戦は8月末のオーストラリア戦。勝てばワールドカップ出場が決まる大一番では、このストライカーのアイデア溢れるアタックが見られそうな気がする。

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