チェコのプルジェロフ近くの空港でオートジャイロの飛行準備をする、ニルバーナ・オートジャイロのオーナー、パベル・ブレジナさん(2017年5月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界の自動車メーカーが空飛ぶ車をいち早く市場に出そうとしのぎを削る中、チェコ人のパベル・ブレジナ(Pavel Brezina)さん(51)は別の方針をとった。空飛ぶ車ではなく、陸上を走る航空機、「ジャイロドライブ(GyroDrive)」を開発したのだ。

 チェコのプルジェロフ(Prerov)にあるニルバーナ・オートジャイロ(Nirvana Autogyro)はブレジナさんが所有する会社だ。この会社では小型航空機用のモーターを作っている。パイロットでエンジニアでもあるブレジナさんによると、ジャイロドライブは陸空両方での使用を許可された世界初の乗り物だ。

 このジャイロドライブは、ジャイロプレーンを基に作られた。ジャイロプレーンはヘリコプターのようなローターを使って上下に移動し、飛行機のような推進プロペラで前に進む。

 ニルバーナ・オートジャイロはドイツの会社からジャイロプレーンの部品を購入して組み立て、ローターを動かすガソリンエンジンと、車輪を動かす電気エンジンとを切り替えられるシステムを組み込んでいる。

 ジャイロドライブは2人乗りで、陸上での最高速度は時速40キロ。離陸に必要な助走は100メートル未満で、最高飛行速度は時速180キロ、航続距離は600キロメートル。

 ジャイロドライブの価格は150万コルナ(約700万円)から。仕様によっては400万コルナ(約1900万円)ほどにもなるという。
【翻訳編集】AFPBB News