チュニジアのチュニスで、イスラム教の断食月ラマダン中に公共の場で飲食などをする権利を求めて抗議を行う人たち(2017年6月11日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】日中の飲食を一切断つイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」に入っているチュニジアで、公共の場所でたばこを吸った男性が裁判にかけられ、禁錮1月を言い渡された。国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は13日、「道理に反している」と批判した。

 検察の報道官によると、男性は同国北部ビゼルト(Bizerte)の裁判所前でたばこを吸っているところを司法当局者に目撃され、警察に通報された。逮捕・送検後、12日に裁判所で判決を言い渡された。

 チュニジアではラマダン中の公共の場所での飲食などを禁止する法律はないが、実際にそうすることをめぐっては毎年問題になっている。

 アムネスティは声明で、こうした行為を「公然わいせつ」の罪に問うのは、チュニジアにおける個人の自由を明らかに侵害していると指弾。宗教上の慣習や社会の慣例に従わなくても刑事犯罪とはならないと批判した。

 11日には首都チュニス(Tunis)で、ラマダン中に公共の場所で飲食する権利を求めてデモも行われている。
【翻訳編集】AFPBB News