台湾の大手旅行情報サイト「MOOK景点家」がこのほど、「仙郷感爆発!日本の十大雲海の宿名称」と題する記事を掲載した。台湾では日本旅行の人気が極めて高く、旅行情報サイトは「日本情報満載」の状態が続いている。写真は東京駅と大江戸温泉物語。

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台湾の大手旅行情報サイト「MOOK景点家」がこのほど、「仙郷感爆発!日本の十大雲海の宿名称」と題する記事を掲載した。台湾では日本旅行の人気が極めて高く、旅行情報サイトは「日本情報満載」の状態が続いている。

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「MOOK景点家」は、楽天トラベルが4月に発表した雲海が見える宿の宿泊実績ランキングに基き、「星野リゾート トマム ザ・タワー」(北海道)、「星野リゾート リゾナーレトマム」(同)、「信州むしくらの湯 やきもち家 季の山・雲海・かやぶきの宿」(長野県)など10の宿泊施設を紹介した。

雲海そのものについても「気候と地形の組み合わせが必要で、多くは冬や春に出現するが、北海道では夏にも繰り返し発生」などとかなり詳しく説明。星野リゾートの場合には、「山腹に沿って雲海が発生するので空中を漂うような『雲海歩道』ができる」、「旅行客に詳しく説明してくれる『雲海ガイド』がいる」、「熱い湯やコーヒーがある雲海テラスがある」など、自然条件、サービス、施設のいずれもが充実していると評価した。

台湾では日本旅行の人気が極めて高い。日本の対台湾窓口機関である日本台湾交流協会が2016年に台湾在住の台湾人を対象に行った世論調査によると、「海外旅行をするなら、どこへ行きたいですか」との質問に対して、「日本」と回答した人が全体の42%と最も多く、欧州の23%、中国とニュージーランドの各7%を大きく引き離した。

同調査によれば、自国を除き「あなたの最も好きな国(地域)はどこですか」と尋ねたところ、「日本」と回答した人が最も多く、全体の56%にのぼった。2位以下は中国6%、米国5%、シンガポール2%など。日本に対する好感度が、旅先としての人気に連動しているようだ。

また日本政府観光局によると、16年に日本を訪れた台湾人は前年比13.3%増の416万7500人だった。台湾の同年人口は2354万人なので、通年で約5.6人に1人が日本旅行をした計算になる。つまり台湾人にとって日本は、「行ってみたいと憧れ、実際に足を運んでいる旅行先」ということになる。

「MOOK景点家」も日本旅行の情報紹介にとりわけ力を入れている。「GO景点(スポットにGO)」と名付けたページの目立つ場所に掲載している「全世界の人気スポット」を見ても、6カ所のうち「東京駅」、「大江戸温泉物語」、「とん香(群馬県吾妻郡草津町のとんかつ店)」、「ビーナスブリッジ(兵庫県神戸市)」、「名古屋東急ホテル」と5カ所が日本のスポットだ(14日午前8時現在)。

一方で、台湾では日本旅行をする台湾人に比べて台湾に来る日本人が少なすぎると問題視する声も出ている。台湾メディアの中時電子報は12日、16年に台湾を訪れた日本人旅行者は前年比16.5%増の延べ189.6万人で、日本旅行をした台湾人よりも240万人も少なかったとする記事を掲載した。

旅行業者からは、「台湾の宿泊施設はとてもしっかりしているし、数も足りている。航空機の座席数の問題をまず解決すべきだ。日本に行く台湾人が多すぎて、航空チケットを買い占めている状態」との声が出ている。

15年の台湾と日本を結ぶ航空便の利用者は、台湾人が72%で日本人は28%。16年には日本人の利用者が18%と、さらに低下したという。(翻訳・編集/如月隼人)