伊藤有希(写真:Getty Images)

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13日放送、NHK「グッと!スポーツ」では、スキージャンプ界のニューヒロイン・伊藤有希がゲスト出演。今年1月、W杯のノーマルヒルで初優勝を果たし、現在はW杯で5勝を積み上げた23歳が、ライバル・高梨沙羅について語った。

師匠・葛西を彷彿とさせる伊藤のジャンプは、ぶれない助走や、安定した空中姿勢が特長。テレマークと呼ばれる両脚を前後に開き、両腕を広げた着地姿勢の美しさも魅力だ。

サプライズゲストとして登場した葛西は、愛弟子の強さを「謙虚さといい、感謝する気持ち、ひたむきな気持ち、人一倍努力する、それがすごい」と説明。昨今の成長については「沙羅ちゃんと昨シーズンくらいまで離されてた感じがあったんですけど、同等に戦えるように(なってきた)」と言葉を続けた。

幼少よりジャンプが好きで、小学6年生の時には、大人に混じって国際大会で3位になるなど将来を嘱望されてきた伊藤だったが、2歳下の高梨の存在により、その後は万年2位が続くように。父・克彦氏は「本人も涙を流しながら話をすることが多くて。不甲斐ない思いばっかりで帰ってくる」と、伊藤自身も「誰かに負けるというよりも、自分の思ったようなジャンプができなかったり、練習してもうまく飛べなかったり」と苦しい時期を振り返った。

それでも現在は、高梨を抑えて優勝することも増えてきた伊藤。そんな高梨の存在について訊かれると、「沙羅ちゃんがいたからこそ、ずっと沙羅ちゃんを追い続けて世界のトップを目指してきましたし、沙羅ちゃんいなかったら、こういう私の競技人生はなかった」としみじみ語った。