FOMCの政策金利発表でサプライズはあるか 6月14日ドル円為替

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 1ドル110円前後の様子見状態は引き続いている。6月14日3:40(すべて日本時間)ごろにかけてセッションズ米司法長官が、上院情報委員会の公聴会で証言を行うということで、1:00には1ドル110円13銭をつけていたところからリスク回避のために1ドル110円を再び割り込んだ。

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 セッションズ長官の証言が、トランプ大統領のロシアゲート疑惑の解明にどれくらい影響を及ぼせるのかに興味が集まった。しかし内容的には完全に自己弁護に終始したもので大きな成果はなかったものと考えられる。ただし駐米ロシア大使と2度に渡る接触をしていたことは認め、グレーゾーンは濃くなっている状況だ。期待していたほどの手掛りとはならず拍子抜け感が強い。1ドル109円93銭までドルは売られたが、下値は限定的となった。

 時間帯としては証言の前となるが、6月13日21:30には5月PPI(生産物価指数)が発表された。前月比は事前予想と同じ0%。しかしコア指数は事前予想以上であり、全体的に前年比と比べても事前予想を上回っていた。好材料としてドルは一時期強含みで推移したものの、これだけでは限定的で、日付が変わった6月14日の0:00には1ドル109円91銭の下値をつけている。

 本日21:30には5月小売売上高、5月CPI(消費者物価指数)の発表だ。インフレが市場でささやかれ始めているような鈍化状態にあるのかに注目が集まる。

 そして、いよいよFOMCの政策金利についての声明が発表される。6月15日3:00を予定している。6月の追加利上げは織り込み済みだ。ここがまさかの延期になると大波乱となる。市場では完全に6月追加利上げありきで話が展開されており、続く9月にも利上げがあるのかどうか、年内のバランスシート縮小は実現されるのかをポイントに上げている。ややハト派寄りの意見が多く聞かれる時期もあっただけに慎重な決断になりそうだ。

 発表直後にはイエレンFRB議長のコメントも聞かれるだけに、そこまで確認してから動きを入れても遅くないのかもしれない。