北朝鮮・平壌で、涙ながらに記者会見する米大学生のオットー・ワームビア氏。国営朝鮮中央通信(KCNA)提供(2016年2月29日撮影、3月1日配信)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】北朝鮮で昨年に身柄を拘束され、15年の労働教化刑を科されていた米国人大学生オットー・ワームビア(Otto Warmbier)氏(22)が13日、1年半ぶりに釈放され、米国への帰還を許可された。家族によると、同氏は強制労働収容所に収監されていた間に昏睡(こんすい)状態に陥ったとされる。

 レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は、北朝鮮との対話でワームビア氏の釈放を取り付けたと説明。現在も拘束中の米国人3人についても釈放を求めていると発表した。米国側が何らかの譲歩をしたのかどうかは明らかにされていない。

 ワームビア氏の両親は米CNNテレビに対する声明で、「オットーは北朝鮮を出国しました。救急フライトで帰国の途上にあります」と発表。また1週間前、2016年3月から昏睡状態にあるということを知らされたばかりだと述べた。

 両親によると、ワームビア氏は2016年3月の裁判の直後に睡眠薬を与えられ、その後目を覚ますことがなかったとされる。米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は、同氏が北朝鮮で収監されている間にボツリヌス中毒症にかかった可能性があると報道している。
【翻訳編集】AFPBB News