イラク北部のモスルとクルド人自治区アルビルの間に位置する国内避難民用キャンプで、イスラム教の断食月「ラマダン」中の日没後の食事を受け取る避難民たち(2017年6月5日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)イラク第2の都市モスル(Mosul)郊外にある国内避難民キャンプで集団食中毒が発生し、数百人が緊急の手当てを受けた。国連(UN)とイラク当局が13日、明らかにした。

 食中毒が発生したのはハサンシャム(Hasansham)国内避難民キャンプ。当局によると、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」中の日没後の食事「イフタール(Iftar)」を取った避難民らが次々と体調を崩した。

 同国保健省の報道官は当初、752例の食中毒が発生し、女性1人と子ども1人が死亡したと説明。国際移住機関(IOM)の報道官もスイス・ジュネーブ(Geneva)での記者会見でこの死者数を確認し、312人が入院したと発表していた。

 だが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はその後、食中毒による死者は出ていないと訂正。イラク北部アルビル(Arbil)の保健当局トップも、死者の報告は誤りだったと認めた。

 イラク軍は昨年10月、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の国内最後の拠点の一つであるモスルの大規模な奪還作戦を開始し、以降80万人を超える市民が避難を余儀なくされている。
【翻訳編集】AFPBB News