5色の麻婆豆腐は、それぞれ異なる味で食べ比べをおすすめ

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 本格中華料理にバルのスタイルを取り入れ、芦屋で人気の「CHI・i・NA(チイナ)」2号店が、大阪市福島区に5月にオープンした。

【写真を見る】ふんだんに木が使われている店内

通りから入った路地に立っている同店は、1階はカウンター席となっており、目の前のショーケースには野菜や魚介類などの食材が並び、調理の様子を見て食事を楽しめるようになっている。2階は、木製の階段と柱に囲まれた吹き抜けでつながっており、テーブル席となっている。

焼き物から点心、炒めもの、揚げ物、麺飯類などのグランドメニューと、旬のおすすめメニューを合わせて70種類以上と豊富に取り揃えられている料理は、SサイズとLサイズが用意されているものもあるので、より多くの種類を楽しむことができる。

こだわりの料理には、売り切れ御免の限定食がある。国産鶏を使用した「クリスピーチキン」は、皮はパリパリとしており、塩をつけて炒めたピーナツと白髪ねぎと一緒に食べるもの。

同限定食には「カエルの香り揚げ」や、「アヒルの舌の炒め物」など珍料理もある。「アヒルの舌の炒め物」は、柔らかいアヒルの舌がパクチー、ネギと一緒に炒められ、八角、唐辛子、山椒の実などで味付けられていてかなりピリ辛いもの。

また、パクリスト必見のパクチー料理も揃えられており、女性に人気の「パクチーと海老のあっさり炒め」は濃厚なパクチーの香りのする、海老とたっぷりのパクチーが炒められもの。「パクチーソーセージ」は、パクチーが練りこまれたジューシーなもので、東京のスーパーマーケットでも販売されているとのこと。そのほか、ウニときゅうりを使った「ウニの冷製和えそば」などあっさり味の麺類も用意されている。

同店で注目すべきは、オリジナルの5色の麻婆豆腐だ。豆板醤を使った「赤い麻婆豆腐」は、スタンダードなもので、ラー油が効いているため、後味はピリッとしてるが、中に入っている唐辛子は、発酵させていて酸っぱ辛いものなので、酒のあてに食べるのもよい。「白い麻婆豆腐」は、豆板醤を使わずに鶏ガラスープをベースにあっさりとしたもので、見た目の通り辛くなく、香りよい山椒がアクセントとなって少しだけピリッと辛さが効いている。「黒い麻婆豆腐」は、ゴマペーストと中国の溜まり醤油で味付けされており、全く辛くない麻婆豆腐で、「緑の麻婆豆腐」はパクチストにおすすめの、たっぷりのパクチーと白身魚が入っており、唐辛子の辛さが効いている。そして「黄の麻婆豆腐」は見た目の通りの、ターメリック、クミンなどの入ったマイルドなカレー味だ。こちらもSサイズとLサイズが用意されているので、各種食べ比べてみるのもよい。【関西ウォーカー/千束】