中国で「千年の大計」とも呼ばれる新副都心プロジェクトが進められているが、建設地をどのように選定したのか、責任者の発言が物議を醸している。イメージ写真。

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2017年6月12日、米華字メディア・多維新聞によると、「千年の大計」とも呼ばれる新副都心・雄安新区を建設する巨大プロジェクトが中国で進められているが、新区の建設地をどのように選定したのか、責任者の発言が物議を醸している。

6日、「中国都市100人フォーラム年度会議」に出席した中国工程院主席団名誉主席の徐匡迪(シュー・クアンディー)氏は、建設地の選定について風水哲学的な面から説明を行った。「中国の伝統的な『山川定位』の哲学思想に基づいた」とし、「人民軸」と「千年軸」という二つの軸が交差する場所こそ雄安新区で、通州副都心と共に首都・北京の両翼を形成するという。

しかし、この建設計画の責任者による説明が議論を呼んでいる。疑問視する人からは「千年の大計ならば、建設地は科学的に選定されるべきだ。伝統的な風水を根拠にするなど、まったく理解しがたい」との声が上がっており、支持する人からは「迷信などではなく、中国の伝統的な地理文化に基づいたもので、その独自の理論は中国伝統の英知を体現している」との声が上がっており、真っ向から対立している。

なお、プロジェクトは張高麗(ジャン・ガオリー)副首相を中心に進められている。徐匡迪氏は9月末までに新区の建設計画案を中国共産党に提出する見通しだとしている。(翻訳・編集/岡田)