12日、日本新華僑報(電子版)は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設認可をめぐる問題で、「安倍政権の強い『後押し』により『忖度(そんたく)』が日本で流行語になった」と伝えた。資料写真。

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2017年6月12日、華字紙・日本新華僑報(電子版)は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設認可をめぐる問題で、「安倍政権の強い『後押し』により『忖度(そんたく)』が日本で流行語になった」と伝えた。

森友学園と加計学園をめぐるスキャンダルは長期化し、日本では日ごろあまり使われない単語の「忖度」がメディアやネットで頻繁に見られるようになった。安倍政権の強い「後押し」を受け、日本人はみな理解する流行語になっている。「忖度」とは何か。たとえば上司が口に出さないことを、部下が配慮して自ら実行する。つまり日本式に言えば「空気を読んで」動くことだ。

日本人の行動様式を研究した作家の山本七平氏は、かつて著書で「空気は一種の絶対的な権力を持つ妖怪だ。一つの超能力の可能性もある」と指摘した。この「妖怪」は非常に対応が難しい。日本では「KY(空気を読めないの頭文字を取った略語)」と言われた人間は、集団から排斥される。壁にぶち当たる。しかし、一度「空気を読む」ことに成功すれば、集団内部での非難を避けられるだけでなく、さまざまな助けさえ受けられる。日本の政界では、正直な発言がしばしば「KY」とされ、非難される怪現象が起きている。

安倍晋三首相は今、いかに「空気を読むか」を十分に研究している。閣僚の失言やスキャンダルはかつてなく深刻だが、政権崩壊に至るダメージを受けていない。なぜなら、官邸には連日危機管理専門家、世論分析専門家などが集い、いかに「空気を読み」、スキャンダルをやり過ごすかを研究しているからだ。安倍首相は「空気」は両刃の剣であることを知っているのだ。(翻訳・編集/大宮)