からだエイジング : 疲れて見える&老けて見える! 悩ましい充血のケア、どうすればいい?

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鏡を見たときに白目が赤く充血していると、人前に出るときとても気になるもの。身近なトラブルだけに軽く考えがちですが、充血は目の不調のサインのひとつ。ときには病気が潜んでいる場合もあり、油断は禁物です。主な原因と対処法を知り、イキイキとした目ヂカラをキープしましょう。

 

「充血」とはこんな状態のこと

目の炎症や疲れなどが原因で、目の血管が膨らんだ状態のこと。普段は細くて外から見えない目の血管が膨らむと目立つようになり、目の表面が赤く見えます。

 

充血の一般的な原因は?

外部からの刺激や病気によって引き起こされる【目の炎症】が原因である場合と、【目の酷使による疲れ】が原因である場合が多いといわれています。

 

目の炎症

充血の症状

異物の侵入や目を強くこすった、コンタクトレンズの調子がよくない、長時間強い紫外線を浴びた、プールでの消毒用塩素による刺激など【外部からの刺激】によって目に負担がかかったり、強い刺激を受けて充血を引き起こす場合。また、【目の病気】による目の炎症で、充血がなかなか引かない場合も。病気としては、アレルギー性の結膜炎(花粉症)や感染性結膜炎、ドライアイ、ぶどう膜炎などが挙げられます。

充血3

目の疲れ

パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間見続けていたり、寝不足が続いているときなどに目が充血するケース。からだと同じように目も疲れてくると、回復のために酸素や栄養が必要に。そのため酸素や栄養をたくさん運ぼうとして、目の血流量が増えて血管が膨らんでしまいます。

 

アルコールによる影響

アルコールには血管を太くして血流量を増やす作用が。そのためお酒を飲むと目の血管が広がり、充血が起こる場合があります。

 

充血の種類と、それぞれの原因&対処法

充血の種類がわかったら、今度はその対処法を学びましょう。症状に合わせて対策をすると効果的です。

 

結膜充血

症状と原因

白目の表面部分を覆う薄い膜「結膜」の充血で最も一般的。結膜を通る血管の血液量が増え、血管が拡大することで、結膜の下にある強膜(白目の部分)が赤くなったように見える症状。目が血走ったかのように赤くなっているのが特徴で、まぶたの裏まで充血しています。原因は眼精疲労や物理的な刺激によるものといわれています。

一般的な対策

自然治癒することが多いですが、すぐに充血を取り除きたい場合は、血管を収縮させる成分である「ナファゾリン塩酸塩」や「塩酸テトラヒドロゾリン」の点眼を。ただし、かゆみや目やにが多く出るといった症状がある場合は、急性結膜炎などの疾患の可能性も。早めに専門医に相談しましょう。

 

毛様充血(強膜充血)

充血4症状と原因

結膜の下の深部血管に起きる充血。白目の内側に存在している虹彩が炎症を起こしている虹彩炎などによって起きます。黒目の周りの角膜が赤くなっている状態で、まぶたの裏まで充血することはないのが特徴。

一般的な対策

血管収縮剤を点眼しても効果は見られないといわれます。また、結膜充血か毛様充血かを素人が見た目で判断するのは困難。虹彩毛様体炎や角膜炎、強膜炎などの疾患の可能性があるため、早めに専門医に相談しましょう。

 

結膜下出血

症状と原因

白目の部分が部分的に真っ赤に見える充血のこと。結膜下の小さい血管が破れ、結膜に血豆のようなものができている状態。目を強く打ったり、こすったりして刺激を受けたときやお酒の飲み過ぎ、寒いときによく発生(原因がはっきりしない場合も)。

一般的な対策

視力に影響はなく、また血液が眼球内に入ることもありません。自然に治ることが多いといわれています。

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これから迎える夏本番は、目にとっても過酷なシーズン。紫外線は肌だけでなく目にもダメージを与えます。紫外線を浴びると目の最も外側にある角膜が傷つき、炎症を起こすのです。

屋外で強い紫外線を浴びるシーンでは、サングラスや帽子を活用して紫外線からしっかり目を守りましょう。対策を講じずにうっかり紫外線ダメージを受けて充血した場合は、炎症を抑える効果のある成分の入った目薬を使うなどの対処を。

また、目を長時間酷使したときや寝不足のときは、目に直接栄養を与えられる成分の入った目薬を使うとベター。トラブルに合ったケアを心掛け、充血レスの爽やかな目元を目指しましょう。

 

(文・大津礼保奈)

参考文献

目の充血(参天製薬)
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/selfcheck/redeye/index.jsp

目のトラブルについて(ロート製薬)
http://jp.rohto.com/learn-more/eyecare/article03-04/