野菜カフェ&トールペイント工房メープル。こちらで味わえる、旬の野菜メニューは……

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羊蹄山に見守られるニセコエリアは、道央屈指の観光スポットであると同時に、おいしい野菜の産地としても知られています。ほど良い標高、火山灰が混じる土壌、日中の寒暖の差など、さまざまな要因が重なって、エリア全体が広大な畑作地帯となっているのです。とりわけこの時期に注目したいのが、旬を迎えているアスパラ。今回は初夏の恵み・アスパラを中心に、おいしい野菜が食べられるニセコエリアのレストランを紹介しますよ!

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■ 野菜カフェ&トールペイント工房メープル

ニセコ市街から車で道道66号を昆布温泉方面へ向かうと、5分少々で道路沿いの右手に「メープル」と書かれた小さな看板が現れます。すべて店主夫妻のセルフビルドというログハウスで、店の目の前にアンヌプリがそびえ、東の方角には羊蹄山の美しい姿が望めます。料理で使う野菜は、すべて「道の駅ビュープラザニセコ」の直売所から買ってきたもの。つまり正真正銘、100%ニセコ産の野菜しか使っていないんです!

いちばんのおすすめが、旬の野菜がたっぷりの「数量限定ベジフルプレート」(900円)。自家製パンか、道産の「ゆめぴりか」胚芽米ごはんがつく、満足度の高い一品です。鮮度抜群、地元でとれたばかりのアスパラなど、野菜の旨味が楽しめますよ!

もう一品は、定番の「野菜カレー」(800円)。こちらもとれたて野菜がどーんとのり、大地の恵みを存分に味わえます。こちらでは、トールペイントの体験教室も開催しているので、興味のある方は申し込んでみてはいかがですか?

■住所:ニセコ町曽我476-20 ■電話:0136・44・3820 ■時間:11:30〜17:00(LO) ■休み:木曜・金曜※祝日でも休み  ■席数:25席(禁煙)

■ こむぎ野 えん

「ニセコ高橋牧場」のすぐ隣にある「こむぎ野」。実はここ、週に3日ずつ母娘が別形態のレストランを営むユニークなお店なんです。今回紹介するのは、土・日・月の営業で娘さんが運営する「こむぎ野 えん」(水・木・金はお母様担当の『こむぎ野』)。地元産野菜をふんだんに使った創作料理が味わえるんです。

「こむぎ野 えん」で味わえる料理は、「えん定食」(1200円)のみ。地元産野菜を中心とする安全な食材と、伝統的な製法で作られる調味料で仕上げた、彩り豊かな味わいが楽しめます。ベジタリアンの方でも安心して食べられることも大きな魅力といえそうです。

天気の良い日には、屋外のテラス席で羊蹄山の眺めを楽しみながらの食事も可能です。心と体をいたわり、生命力あふれる素材を使った創作料理で元気になってみませんか?

■住所:ニセコ町曽我888 ■電話:0136・44・1335 ■時間:土・日・月曜の11:30〜16:00(LO15:30)※5〜9月のみ営業。前日までの予約を推奨。水・木・金曜は「こむぎ野」として営業 ■休み:火曜※祝日でも休み(ほか不定休あり)  ■席数:20席(禁煙)

■ 茶房ヌプリ

最後に紹介するのは、JRニセコ駅の駅舎内にある「茶房ヌプリ」。車で出かけても、道を挟んで向かい側にある「ニセコ駅前温泉・綺羅の湯」の駐車場が利用できるので安心です(無料)。店内はレトロチックな雰囲気にあふれ、テーブルはなんとすべて古いミシンの再利用。ジャズが静かに流れ、どこか時間が止まったような空間で、座った瞬間からどっぷり落ち着けます。

さて、「茶房ヌプリ」の代名詞といえば「カレー」。隠し味にデミソースを使用し、辛さが後からほんのり効いてくるまろやかな深い味わいは、幅広い年齢層に人気があります。中でもおすすめは、地元産の長イモを使った「長いもとベーコンのカレー」(1080円)。ソテーした長イモに自家製ベーコンの脂が染み込み、ほどよい歯応えと風味が絶妙です。

「茶房ヌプリ」は、1991(平成3)年の開店以来、多くの旅人と地元民に愛されてきた「ニセコといえば」の名店です。店主の松田保さんは、地元の農家出身で、ニセコ産の野菜を知り尽くしてきた人。松田さんはフライフィッシングの達人でもあり、彼を訪ねて釣りの愛好者も数多く来店するそうです。そんなヌプリで味わう定番のカレー。ニセコに行くなら必食ですよ!

■住所:ニセコ町字中央通142-1 ■電話:0136・44・2619 ■時間:11:00〜19:00(LO18:45) ■休み:水曜※祝日でも休み ■席数:22席(禁煙)

旬の野菜がたっぷりのプレートでアスパラを存分に味わうもよし、体にやさしい野菜メインのメニューを味わうもよし。ニセコの定番店で味わう、人気のカレーも見逃せません! どのお店に行こうか、悩んでしまうラインナップです。

【北海道ウォーカー編集部】