9日、韓国の自動車最大手、現代自動車のモデルに欠陥が見つかり、米国で60万台がリコールされる。写真は現代自動車。

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2017年6月9日、韓国の自動車最大手、現代(ヒュンダイ)自動車のモデルに欠陥が見つかり、米国で60万台がリコールされる。韓国・オートタイムズが伝えた。

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、2013〜17年型モデルのSUV「サンタフェ(韓国名:マックスクルーズ)」や「サンタフェ・スポーツ(同サンタフェ)」など43万7400台で、ボンネットラッチ施錠装置の欠陥が見つかったという。ボンネットラッチはフックと対を成す部品だが、同車種ではフックの腐食により走行中にボンネットが開いてしまう危険性が発覚しリコールが決まった。この腐食現象は、主に米国の豪雪地帯で降雪時に道路に塩化カルシウムを多くまく地域で発生するとされている。

また、15年に生産された「ソナタ」15万台と「ジェネシス」1万800台余りもリコールが決まった。こちらは、サイドブレーキランプの異常から、ドライバーがランプ点灯に気付きにくい可能性があり、サイドブレーキをかけたまま走行することで騒音や引きずり、煙、臭いなどを誘発しかねないという。ジェネシスブランドは、高級モデルの「G90」が米自動車専門調査会社の今年の「車両満足度調査」高級車部門で1位を獲得するなど、米国で人気ブランドとなっている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「米国ではリコールされるモデルが、韓国ではなぜされないの?」「これが韓国なら、故障は顧客の過失にされる。運が良ければ無償修理だね」と国内外の対応の違いに戸惑う声や、これまでにも同社車種にたびたび欠陥問題があったことを挙げて「いよいよ米国輸出用にまで欠陥か」「しょせんはパクリ企業のくせに、宣伝は一流レベル」など厳しいコメントが相次いで寄せられている。

また、「環境のことを考えて、車も土に返るように作ってるんだね。さすが」「米国人には、環境に優しい“腐食技術”が通じなかったようだ」と皮肉ったり、「買おうか悩んだけど、買わなくてよかった」と安堵(あんど)したりするユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)