慌ただしいママ必見!毎日のごはん作りが手早く楽になる5ステップ

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全部とはいかないまでも、なるべく手作り料理を食べさせたい。

「時間ない、家事苦手」から脱却できる!多忙ママにとって目からウロコの「家事ノート」

そこで時短料理を組み合わせたり、常備菜を作りおきしたり、といった工夫をされている方も多いのではないでしょうか。

でも、少し視点を変えると、それ以外にもできることはありそうです!

毎日のごはん作りがちょっと楽になる、準備段階での時短方法を5つのステップでまとめてみました。

STEP1:だいたいの献立を決めておく

まず、平日5日分の献立を決めます。きっちりと決めこまなくても、メインのおかずとなる、肉や魚を決めておくだけでもOKです。

手順の一例

(1)アバウトな感じで決めてみる
月→肉
火→魚
水→肉
木→魚
金→肉

(2)一歩進んで素材決め
月→鶏もも肉
火→魚(サバ)
水→豚ひき肉
木→魚(カツオ)
金→牛こま切れ肉

(3)余裕があれば調理方法も決定
月→焼く
火→煮る
水→炒める
木→生
金→煮る

(4)献立も決めてしまう
月→鶏の照り焼き
火→サバのトマト煮
水→マーボー豆腐
木→カツオたたき丼
金→ハヤシライス

できる範囲で決めておきます。(3)までくれば、もうメニューは決まったも同然です。また、この段階で、極力手間のかからなそうなメニューにしておくと、なお時短に。

時間がないのに、うっかり手間のかかるメニューを作り始めてしまった……ということありませんか。余裕のある時に冷静にメニューを決めておけば、そうした事態も防げます。

暫定的にでも、決めておくだけで「今日の夕ごはんどうしよう」の思い煩いから解放されます。週ごとにまとめて考えることで、和洋中のバランス、調理法のバランスがとりやすくなるというメリットも。

いっそ、給食みたいに1カ月分の主菜を決めてしまうのもアリかもしれません。

STEP2:包装を取り除き、小分けに。冷蔵庫も整理

食材を買ったら、冷蔵庫に入れる前にひと作業しておきます。

できる限り、包装を取り除きます。つながったものは、バラバラに。納豆や豆腐、もずくやハムも、使う分だけ取り出せる状態にしておきます。

冷蔵庫の中は、よく使う食材の定位置を決めておくと、入れる時に迷いがなく、取り出しもスムーズ。見つからない食材の探索や、あるはずの食材の在庫切れ、在庫があるのに追加購入、などの防止にもなります。

また「納豆セット」、「パンセット」、「デザートコーナー」、さらに「作りおき」、「賞味期限近い」、「明日使う」など、種類や目的ごとに食材をグループ化しておくと、感覚的に出し入れできます。

たまりがちな調味料も、和洋中で分けておくなどすると、使うときにまとめて取り出せます。

STEP3:材料を洗っておく。できれば切っておく

きゅうり、にんじん、トマトなど、ちょくちょく1個ずつ取り出して使うような、登場頻度の高い果菜は、まず洗ってしまいます。水気が残っていると傷みの原因になるため、よく拭いてから保存袋に入れ、冷蔵庫へ。

ミニトマト1個をお弁当に使いたい。そんな時にもサッと取り出し、お弁当箱にポンと詰めるだけ。恩恵を実感できます。

きのこは基本洗わなくて大丈夫なので、石づきだけ取って保存袋に入れておくと便利です。もしくは冷凍もできます。

さらに、できる範囲で切っておくといっそう便利です。千切りやみじん切りなど、切るのが大変なものほど、前もって切っておくと後工程が楽ちんに。

けれども、切ってしまうと保存性が悪くなるのが難点。そこで、保存性を高めつつ、すぐ使える仕様にすると、一石二鳥になります。

方法としては、塩漬け(しょうゆ漬け)、酢漬け、火を通す、冷凍など。

にんじん、玉ねぎ、大根、きゅうりなどは、千切りや薄切りにしたものを塩でもんでおくと、サラダやあえものなどににすぐ使えて重宝します。

玉ねぎは半分使ったら半分をみじん切りして冷凍しておくと、レンジ加熱でハンバーグの具やカレー、玉ねぎ入りドレッシングなどにすぐ使えます。

かぶの葉など、使用用途がすぐ思いつかないような葉野菜(ほうれん草などアクの強いもの以外)は、洗って細かく刻んで冷凍庫へ入れておくと、インスタント的な味噌汁やスープの具に。

よく使う食材は、ご家庭によってわりと決まっていますよね。そういうものほど、3〜4日程度で使いきることを目安に、ちょっとだけ先手を打っておくのが時短の秘訣かもしれません。

また、前日20〜30分を次の日のための準備時間と割り切り、調味料の用意や下ごしらえをしておく、という回し方をするのもひとつの方法です。

でも、一度にがんばりすぎると疲れて続かなくなるおそれも。やりやすい方法でされることをおすすめします。

STEP4:万能調味料を常備。市販のめんつゆ、すし酢も便利

調味料やドレッシングなどは、いろいろ用意しても使い切れない場合が多いもの。そこで、何にでも使える万能調味料を常備しておきます。

かつてNHK『あさイチ』で紹介された、足立洋子さんの「てりたれ」(しょうゆ1:みりん2⇒アクを取りながら半量まで煮詰める)や、「甘酢」(酢1カップ:砂糖大さじ5:塩大さじ1)は、アレンジ自在で応用範囲が広いため、大活躍すること間違いなし。

市販のものでは、めんつゆやすし酢が同じような働きをしてくれます。めんつゆはお好みで砂糖を加えて煮物や親子丼などのつゆに使ったり、あえ衣にしたり。ソースやケチャップなどと合わせて自家製ソースにしたりもできます。

またすし酢は、そのまま酢の物に使えるほか、しょうゆなどを加えてドレッシングや南蛮漬けのたれに、ローリエや粒こしょう、赤唐辛子などを加えてピクルス液に、といった具合に展開できます。

STEP5:塩分は1%弱を基本に

一般的に、人が「おいしい」と感じる塩分濃度は、人間の体液と同じ0.9%と言われています。

というとなんだか難しそうですが、つまり、100mlのだし汁に対しては1g弱の塩味を入れる。すると、そこそこいい塩梅になります。

◆塩分1gの量

食塩:小さじ1/6 (※「少々」と「ひとつまみ」の間くらいの量)
しょうゆ:小さじ1
みそ:小さじ1 と2/3(※みその塩分によって異なります)

実際には、超少量でOK、または塩分なしでOKのものもあるなど、料理によって塩分の適量はかなり異なります。

が、だいたいの目安として覚えておくと、何かのときに役立つかもしれませんよ。