(写真提供=SPORTS KOREA)

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肌の露出やボディラインがハッキリわかる夏の到来が、着実に迫ってきているせいだろうか。最近はダイエットやボディシェイプに関する広告や雑誌の特集を目にする機会が多くなる今日この頃だ。

巷では部分痩せや即効力のあるダイエット方法などが多数紹介されたり、「今から始めても遅くない」ということを謳い文句にしたダイエット法などを目にする機会が多い。

そうした流れもあって、女優・中村アンらを指導するAYAなど、美しく健康的なトレーナーやインストラクターにも脚光が集まるが、韓国でもそれは変わりはない。

韓国でも人気のトレーナーやインストラクターたち

お隣・韓国では最近、「ワンフード・ダイエット」「デトックス・ダイエット」なるものが話題になっており、フィットネストレーナー出身のマッスル美女たちが脚光を浴びている。

シム・ウトゥム、ヤン・ジョンウォン、イ・ヒョンミン、ファン・アヨンなど韓国メディアが選んだ「2016年マッスル美女TOP 10」のほとんどが、フィットネス・トレーナーやピラティスのインストラクター出身となっている。
(参考記事:韓国メディア選定!! 「2016年に輝いたマッスル・クイーンTOP10」は誰だ!?

ただ、ダイエットも肉体改造も「やりすきると健康を損なう」と警鐘を鳴らすメディアも多い。そんなトラブルを避けて、正しく健康的にダイエットしながら理想の体作りを目指そうというイベントが、6月9日から韓国で行われている。

その名も「K-Training Week 2017 フィットネス・ボディービル・スポーツ博覧会」だ。

今年で2回目となる同イベントは、文字通りフィットネス&ボディビルの博覧会で、韓国国内のフィットネス&スポーツ産業の活性化、国民の健康増進、スポーツトレーナーの育成・発掘を目的にしつつ、一般大衆に正しいダイエット方法を啓蒙することを目的にしているらしい。

イベントではスポーツトレーナーを目指す者たちを対象にした特別講座やスポーツ産業に従事する関係者たちを集めたフィットネス・フォーラム、創業支援セミナーなどはもちろん、一般の観覧者たちも参加できる隊脂肪分析、肉体改造コンサルティング、体験プログラムなど、ダイエットとフィットネスに関するさまざまな情報に接することができるような仕掛けが用意されている。

そんな「K-Training Week」の大きな目玉になっているのが、「2017 WORLD FITSTAR KOREA」だ。いわゆるマッスル美女コンテストだが、単なるホディビルダーたちの筋肉自慢と決めつけることはできない。

というのも、「2017 WORLD FITSTAR KOREA」では単純に肉体美を競うだけではなく、出場者たちの外見や内面的な美しさにも主眼を置いて審査されるという。

興味深いのは、中華圏のメディアや韓国国内の芸能事務所が後援に加わっており、「2017 WORLD FITSTAR KOREA」の受賞者たちには、映画やドラマに出演する機会を与えていくとしていることだ。受賞者は今後、韓国国内はもちろん、中国でも芸能活動を展開していくという。

マッスル美女からタレント・芸能人へと転身した成功例は多い。

ユ・スンオク、レイヤンに次ぐスター誕生か!?

例えば「マッスルマニア」受賞者で“奇跡のDカップ女神ボディ”と呼ばれるユ・スンオクは中国映画界もラブコールを受けるほどであるし、無敵の美ボディを誇る美人トレーナーのレイヤンは、韓国ドラマ『グッドワイフ』でドラマ・デビューも果たしている。

以前に行なった単独インタビューでレイヤンは、「演技はそれまでしたことがありませんでした。でも、チャレンジが好きなんです。自分の可能性を広げてくれるので」と語っていたが、まさにフィットネストレーナーたちにとっては、自らの新たな可能性を開拓できる好機だろう。

主催者側も「“2017 WORLD FITSTAR KOREA”は健康で美しい肉体と精神を持ち、なおかつ才能豊かなモデルを選抜し、多様な分野で活躍できるエンターテイナーとして成長させることを目的にしています」として期待を込める。

韓国では地方の無名スポーツトレーナーに過ぎなかったイェ・ジョンファは、“完璧ボディのナチュラルビューティー”として、“フィットネス・タレント”という新しいポジションを確立されているが、彼女に続く新たな“フィットネス・タレント”が韓国で誕生するかもしれない。

韓国ではトレーナーやインストラクターがタレント化

そして、こうしたコンテストや行事の多さが、韓国で次々とフィットネス・タレントたちが登場する土壌にもなっている。

日本でも昨今、フィットネス・トレーナーやインストラクターたちのメディア露出が増えているが、韓国のようにタレント化するまでには至っていない。

ダイエットやフィットネスへの関心が高まるのは日本と韓国は共通していても、こういったところに両国の違いを発見することもできるだろう。

いずれにしても、韓国はもともと健康志向が高く、肉体美への憧憬心が強いことで知られるお国柄。数年前にはルックスも抜群な芸能人たちが鍛えた筋肉美を自慢する“モムチャン(「ナイスバディ」という意味の造語)”ブームが起き、食事や運動で理想の健康美を目指す“ウェルビーイング”ブームもあったが、最近は“マッスル・ブーム”で沸いている。

それがきっかけでフィットネスやダイエットに関連する行事やイベントが多数開かれるようになったが、日本でもきっと「K-Training Week」のような催し物が各地で開かれているはずだ。

本格的な夏の到来に備えて、週末はそういったイベントに足を運んでみるのも良いかもしれない。

(文=慎 武宏)