左が本物の表紙

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フジテレビのずさんな報道が非難を浴びている。

6月6日に放送した『ノンストップ!』では、人気の氷菓「ガリガリ君」で実在していない味を番組内で紹介したという。

紹介した味は「ガリガリ君 火星ヤシ味」という商品で、ネットにファンが上げた画像を本物だと勘違いした可能性があるとか。

フジテレビは翌日に謝罪。5月28日の『ワイドナショー』でも、ネット発の宮崎駿監督の引退に関わる発言を紹介してしまい、誤りを認めたばかりだった。

ネット情報を鵜呑みにして報じてしまう姿勢は、視聴者の信頼を裏切る行為だろう。

フジテレビよりもひどい韓国SBS

実はお隣・韓国でも、テレビ局がネットに“釣られる”トラブルが少なくない。

韓国のテレビ局SBSは去る5月17日、とあるニュース番組でこれまで『TIME(タイム)』誌の表紙を飾った韓国歴代大統領を紹介したのだが、加工された画像を本物として報じてしまった。

それは盧武鉉元大統領が表紙を飾った際の画像だ。本物の表紙の見出しは「Hello, Mr.Roh」となっているのだが、偽物の表紙には「Go To Hell Mr.Roh」と書かれていた。

さらに小見出しも変更されており、「New President」(新しい大統領)が「New Corpse」(新しい死体)となっている。

少し確認すれば気付きそうなものだが…。

“韓国の2ちゃんねる”が作成?

盧武鉉元大統領の偽物の表紙を作ったのは、“韓国の2ちゃんねる”と呼ばれている「日刊ベスト(イルベ)」のユーザーだとされている。

イルベにはその表紙を作った本人を名乗るものが登場し、「2015年4月15日にオレがアップした記事だ」などと話した。それを見たイルベ民たちは、「よくやった」「悲運の天才は評価する」「お前SBSのスタッフだろ」などと盛り上がっていた。

興味深いことに、この騒動は『TIME』でも報道されている。

『TIME』は去る5月18日、「偽物のTIME表紙“地獄へ落ちろ盧”が韓国で論争を起こす」という記事を出した。

また、韓国大統領府も「なぜ同じトラブルが反復されるのか理解できない」「該当の放送社への調査と関係者に対する措置を公式的に要請する」と怒りを隠せなかった。

「同じトラブルが反復される」とは、SBSがイルベに釣られるのは今回が初めてではないからだ。

例えば、2015年9月16日の「SBSテレビ芸能」では、映画『暗殺』の内容を紹介したのだが、イルベ民が作った盧武鉉元大統領が合成された画像を映画ポスターとして紹介してしまった。

公式謝罪文には、「生放送番組という特性上、最新映画のイメージを探す過程で資料に対する検証を疎かにした誤りがあり、今後再発防止のためにさらに惜しまず努力をします」と書かれていた。

が、SBSは2013年3月にもイルベが作った高麗大学のロゴを使用し、その半年後にはまったく同じようにイルベ発の延世大学ロゴを紹介してしまった前科もある。

情報が氾濫する現代社会においてその真偽を見極めることは困難だが、テレビ局という立場上、言い訳は通じないだろう。

フジテレビとSBSは、事態を真摯に受け止めるしかない。

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(文=S-KOREA編集部)