AmazonがインドにおけるiPhone売り上げを伸ばすべく、AmazonやFlipkartを含む小売店での値下げを行っていることがわかりました。

インド市場で苦戦するApple

成長著しいインドのスマートフォン市場ですが、中国メーカーやインド国内メーカーに押され、2017年第1四半期における同市場でのAppleの売り上げは、全体のわずか3%にとどまっています。
 
Appleがインド市場で苦戦を強いられている理由の一つがその値段です。iPhoneは大半のインドの消費者にとって非常に高額です。またインド政府は国内へのiPhoneを含む中古電化製品の輸入を禁じているため、同社が当初考えていた、整備済み中古品を低価格で販売するという案も頓挫しました。

キャッシュバックや分割払い、ローン交渉代行も

そこでAppleが取り始めた戦略が、iPhone5sなど発売から年数が経過しているモデルの値下げです。AmazonやFlipkartなどのオンラインショップや小売店は、値下げに加えキャッシュバックや下取り、分割払いなど、インドの若い世代にiPhoneを売り込むための複数のキャンペーンを展開しています。
 
たとえばインド国内の小売店iPlanetでは、iPhone5sが20,400ルピー(約3万4,700円)で販売されていたことが確認されています。ちなみに現在Y!mobileでiPhone5sを一括購入した場合の端末代金は、約4万3,000円です。
 
またBloombergは、iPhone購入時にローンが組めるよう、Appleが買い手に代わって銀行や金融会社と交渉する代理交渉人を雇っていると伝えています。

インドでのiPhone SE組立がスタート

しかし競合する中国メーカーもインド国内において積極的な値下げを行っています。Xiaomiの創業者兼最高経営責任者(CEO)である雷軍(レイ・ジュン)氏は今年3月、インドにおける投資を今後3年から5年で倍増させると宣言しました。
 
今後iPhoneをさらに値ごろなものとするには、インドにおける生産が不可欠です。Appleから委託された台湾Wistronが、ベンガルールの工場においてiPhone SEの組立を開始したと伝えられており、次なるステップは部品のインド国内生産です。これらが実現すれば、Apple直営のApple Storeのオープンも可能となります。
 
 
Source:Bloomberg
(lunatic)