日本代表が世界を最も"驚かせた”のは、いつのどの試合なのか?編集部が考える

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13日(火)、イラク代表とのワールドカップ予選を控えている日本代表。

先日行われたシリアとの親善試合で負傷者が相次いでいるが、6大会連続となるワールドカップ出場に向けて絶対に落とせない一戦だ。試合は日本時間午後9時25分キックオフ予定である。

これから世界を相手に戦う日本代表。

では、これまでの歴史において「世界を最も驚かせた」と言えるゲームはいつのどの試合なのだろうか?

編集部のそれぞれに一つずつ挙げてもらった。

編集部I

コンフェデレーションズカップ2013 日本代表 対 イタリア代表

試合日:2013年6月19日
試合会場:アレーナ・ペルナンブーコ(レシフェ)
試合結果:日本代表 3-4 イタリア代表
得点者:本田 圭佑(21分)、香川 真司(33分)、ダニエレ・デ・ロッシ(41分)、オウンゴール(50分)、マリオ・バロテッリ(52分)、岡崎 慎司(69分)、セバスティアン・ジョヴィンコ(86分)

【コメント】

開幕戦でブラジルに0-3の完敗を喫していた日本代表。それから4日後に行われたアズーリとの一戦は、驚きの展開が待っていた。

本田のPKと香川のゴールでなんと2点を奪取。一旦は逆転されるも、岡崎のゴールで同点に。ミスも多かったうえ、最後にジョヴィンコに決勝点を許したが、近年最高にスリリングだった試合ともいえる。

当時の敵将チェーザレ・プランデッリも「厳しい試合だったし、苦しかった」と述べていた。

編集部Q

ハサン2世トロフィー 日本代表 対 フランス代表

試合日:2000年6月4日
試合会場:スタッド・モハメド・V(カサブランカ)
試合結果:日本代表 2-2 フランス代表(2-4 on penalty)
得点者:森島 寛晃(34分)、ジネディーヌ・ジダン(61分)、西澤 明訓(70分)、ユーリ・ジョルカエフ(75分)

【コメント】

1998年ワールドカップ優勝メンバーを揃え、EURO2000を前に調整試合と踏んでいたフランスを本気にさせた試合。

日本は34分に森島のゴールで先制すると、常にフランス相手に試合を優位に進めた。結果、2-2と追いつかれPKの末に敗れるのだが、伸びゆく日本代表の成長を実感できた試合だ。

一方、パトリック・ヴィエラやジネディーヌ・ジダンが明らかにギアを変える瞬間があり、その時に見せつけたプレーには世界の壁も感じた。後にフランスはEURO2000でも優勝し一時代を築くことになる。

編集部O

ワールドカップ2010 決勝トーナメント1回戦 日本代表 対 パラグアイ代表

試合日:2010年6月29日
試合会場:ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム(プレトリア)
試合結果:日本代表 0-0 パラグアイ代表(3-5 on penalty)
得点者:―

【コメント】

120分を戦い抜き、スコアレスのままPK戦で敗れた一戦。

パラグアイは次の準々決勝で優勝したスペインに惜敗するなど実力の高かったチームであり、その相手とギリギリの勝負を展開できたことが、同年10月のアルゼンチン戦勝利や翌年のアジアカップ優勝などに繋がった。今後日本サッカーが大きな大会で結果を残すために記憶しておかなければならないゲームだ。

なお、パラグアイとの連戦となった同年9月の親善試合も重要。この試合で中村憲剛のパスから生まれた香川真司の決勝弾は、サッカーの上手さが凝縮された代表史上まれに見る素晴らしいゴールだった。

編集部S

コンフェデレーションズカップ2005 日本代表 対 ブラジル代表

試合日:2005年6月22日
試合会場:ライン・エネルギエ・シュタディオン(ケルン)
試合結果:日本代表 2-2 ブラジル代表
得点者:ロビーニョ(10分)、中村 俊輔(27分)、ロナウジーニョ(32分)、大黒 将志(88分)

【コメント】

強豪相手に善戦を見せたケースはいくつかあるが、日本が真剣勝負の舞台でこれほど追い詰めた試合はないだろう。当時の世界王者であったブラジル相手に、コンフェデレーションズカップで引き分けた試合だ。

当時のブラジルはロナウジーニョが全盛期を迎えており、さらには台頭中だったカカやロビーニョ、さらには手のつけられない状態だったアドリアーノもメンバーにいた。ブラジルは直前のゲームでメキシコに不覚を取り日本とのグループステージ最終節は負けられない状況だったのだが、そんなチームを日本は追い詰めたのだ。

中村俊輔のミドルシュートはとにかく凄まじく、得点シーン以外にもゴールに迫る場面はあった。もしも加地亮のゴールが認められていれば…日本サッカーの歴史は変わっていたかもしれない。

なお王国相手に善戦を見せた日本だったが、これ以降の対ブラジル戦は4連敗中。4試合で15失点しゴールも一つしか奪えておらず、相性の悪さが目立っている。

編集部H

コンフェデレーションズカップ2005 日本代表 対 ブラジル代表

試合日:2005年6月22日
試合会場:ライン・エネルギエ・シュタディオン(ケルン)
試合結果:日本代表 2-2 ブラジル代表
得点者:ロビーニョ(10分)、中村 俊輔(27分)、ロナウジーニョ(32分)、大黒 将志(88分)

【コメント】

日本とブラジルのサッカーにおける歴史は深く、師弟のような関係といえる。それがかえって直接の対戦では相性の悪さを呼んでおり、アトランタ五輪でこそ「マイアミの奇跡」を起こしたものの、A代表では未勝利、それも完敗に近い形でやられているのが現実だ。

そんななかでもっとも善戦した、あるいは、もっとも勝利に近づいたのが、コンフェデでのこの一戦であろう。当時のブラジルはロナウドが不在だったが、先発にはカカ、アドリアーノ、ロナウジーニョ、ロビーニョ…錚々たる顔ぶれであった。

試合は、二度にわたって先攻を許したものの、終盤には怒涛の攻撃でブラジルを圧倒。88分に神様・仏様・大黒様がゴールを押し込んだ興奮は、今なお、忘れることが出来ない。

ただご存知の通り、翌年行われたワールドカップ本大会では1-4と大敗を喫してしまった。結果としては、このコンフェデでの戦いが、王国を本気にさせてしまったのかもしれない。

編集部K

ない

試合日:―
試合会場:―
試合結果:―
得点者:―

【コメント】

これまで日本のA代表が世界を驚かせた試合があるかどうか?

考えてみたのだがどうしても思いつかない。親善試合はあくまで「フレンドリー」であり、「まあ親善試合だよね」で済む。予選もあくまで予選だ。どうあっても驚きにはならない。

2002年のW杯では驚きもあっただろうが、それならば韓国のほうがよほど驚きだ。「いろいろな意味で」。

個人的に驚いたのは2010年のアジアカップ予選イエメン戦であるが、あれはネット放送しかないという超個人的なものでしかない。ということでこの言葉で締めよう。

「最も驚かせた試合?それは、次の試合さ」