娘の卒業式を見届けた父親(画像は『Heaven Bailey 2017年5月31日付Facebook』のスクリーンショット)

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米インディアナ州フロイド郡で、末期のがんに侵された父親のために娘の友人とボーイフレンドが学校と病院側に掛け合い、6月4日の高校の卒業式を少し早めて病院で行った。『WDRB 41 Louisville News』や『Global News』などが伝えている。

ホリー・ベイリーさんは、フロイド・セントラル・ハイスクールの卒業式を6月4日に控えていたため、5月19日から末期の食道がんと肝臓がんで入院していた父ラリーさんに可能であれば車椅子で卒業式に参加してほしいという願いがあった。

しかし病院側は、ラリーさんの病状を考慮し外出を許可しなかった。がっかりしていた家族のために、ホリーさんのボーイフレンドと親友が学校長に相談し、病院側にも掛け合った。

相談を受けたバプティスト・ヘルス・フロイド病院のマーケティング&広報担当のステファニー・ロジャーズさんは「ホリーさんの友人とボーイフレンドからリクエストを受けたのですが、とてもいいアイデアだと思いました」と話し、ホリーさんだけのために少し早めの卒業式が病院内で行われることになった。それはホリーさんとラリーさんにとって全くのサプライズだった。

5月31日、病院側はホリーさんのためにケーキを用意し院内のカフェテリアを提供した。また地元の店からお祝いの花が贈られ、ホリーさんは家族や友人に囲まれてベッドに臥せる父親の前で無事に卒業式を終えた。ラリーさんは娘の卒業式に参加できたことに感激し、ホリーさんの手を握りながら「お前をとても誇りに思う」と涙を流していたそうだ。

この様子がホリーさんの姉ヘヴンさんのFacebookに公開されるとたちまち拡散し、多くの人に感動を呼んだ。ユーザーからは「娘さんの大切な日を一緒に祝うことができて、お父さん、本当に良かったね」「こんな感動する出来事をシェアしてくれてありがとう」「とても理解のある素晴らしい病院だね」「ホリーさんにとってもこの日は一生の思い出になるだろうね。卒業おめでとう!」といった声が多数寄せられた。

娘の晴れ姿を見届けたラリーさんは、その2日後の6月2日の早朝、病院で息を引き取ったという。

画像は『Heaven Bailey 2017年5月31日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)