ハリウッドで活躍中の真田広之

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 俳優の真田広之が12日、新宿ピカデリーで行われた、ハリウッド映画『ライフ』プレミア試写会に来場、得意のアクションで撮影現場を支え、本作のメガホンをとったダニエル・エスピノーサ監督から「マエストロ」と呼ばれていたことや、過去の“共演者”である貞子と比較しながら怖いと評判の本作を語る一幕もあった。

 本作は世界各国から集まった6人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に集結し、火星で採取された地球外生命体の細胞を極秘調査するも、やがて恐ろしい事件が巻き起こるさまを描きだしたSFスリラーだ。その6人の宇宙飛行士の中の1人、ショウ・ムラカミを演じた真田は現在アメリカを拠点に活動しており、「日本は半年ぶりくらい」とのことで、「乗組員6人を代表してやってきました。日本の皆さんにお見せできることをうれしく思います」とあいさつ。

 劇中で真田ふんするムラカミは4回目のフライトに挑むという設定だそうで、「実は僕も過去に3つの宇宙ものに出演しているので、そこはオーバーラップするところがありましたね」と述懐。「最初のフライト(映画『宇宙からのメッセージ』)から40年近く飛び続けているんで、そのへんは監督も信頼してくれていて。僕をマエストロと呼んでくれた」と報告すると、会場から拍手を浴びた。

 ジェイク・ギレンホールをはじめとするキャスト陣は、無重力状態の表現のために取り入れられたワイヤーアクションに苦労していたという。そんな彼らに「自分のバランスポイントを見つけることとか、(ワイヤーを身体につなげるハーネスを)ゆったりと巻いた方が長続きするよ」とアドバイスを送ったといい、「それと監督が、僕の飛行しているシーンを彼らに見せて、研究しろと言ってくださったらしい。長老に敬意を払ってくれているだけでしょうけどね」と照れくさそうに振り返る真田だったが、「僕も最長で4時間、(ワイヤーで)つられたことがあった。本当は1回、降ろしてもらおうかと思ったけど、ここ(真田の背中)に日の丸があるんだ。意地でも降りないぞ、という思いがモチベーションになりましたね」と誇らしげな顔を見せた。

 真田といえば、日本を代表するホラーキャラクター、貞子が登場する『リング』シリーズに出演したこともある。「『ライフ』はあれ以来のホラー映画になるかもしれませんね」と切り出した真田に、「貞子と今回の生命体とどっちが怖い?」という質問がぶつけられる場面も。思わず「そうきましたか……」と困り顔の真田だったが、「この場で優劣をつけるとネタバレの一種となりますが。でも(貞子は)やはり霊とはいえ人間。そして出会うのも一応地に足ついた地球上なので。相手のことが何も分からない、地球からかなり離れたところで出会う生命体は、自分にとっては恐怖でしたね。どっちの映画が怖いということはないですが、自分の主観としては今回の『ライフ』に登場する生命体の方が怖いと言わせていただきたいと思います」と本作の生命体に軍配を上げていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ライフ』は7月8日より全国公開