Doctors Me(ドクターズミー)- 【赤ちゃんの正しい歯磨き方法】嫌がられないコツを歯科医師が解説

写真拡大

赤ちゃんの歯が生え始めたら行わなければならないのが「歯磨き」ですね。

しかし、赤ちゃんが嫌がって歯磨きをさせてくれない…なんてご経験をされているママさんもいるのではないでしょうか?

今回は歯科医師の彦坂先生に、赤ちゃんの上手な歯の磨き方から、虫歯予防対策まで、詳しく教えていただきました。

赤ちゃんの歯はいつごろから生え始めるの?


8カ月前後


下の前歯から生え始めます。(計2本)

生後10カ月頃


上の歯2本が生え始めます。(計4本)

1歳半頃


第一乳臼歯が生えてきます。(計12本)

2歳頃


乳犬歯が生えてきます。(計16本)

2歳半〜3歳頃


一番奥歯が生えてきて乳歯が生えそろいます。(計20本)

赤ちゃんが虫歯になる原因


■ 歯磨きをしない、あるいは不十分である

■ お母さんんやお父さんにむし歯が多い(むし歯菌が赤ちゃんに移行する)

■ 度々寝おっぱいをする

■ だらだらおやつを食べる(歯の再石灰化作用、修復作用が阻害される)

■ スポーツ飲料やジュースをよく飲む(歯はpH5.5以下で溶け始め、スポーツ飲料のpHは非常に低く常飲は危険)

赤ちゃんの歯が生え始めたら行う歯磨き方法

歯ブラシ



朝と夜の2回歯ブラシで歯を磨きます。

寝る前に母乳やミルクを飲んだ場合は、必ず最後に歯磨きをしてから寝るようにしてください。

特に1歳以降、口腔内に母乳が残った状態で毎晩続けて寝るとむし歯になる可能性があります。
ぶくぶくぺと口ゆすぎが出来るようになるまでは、歯磨き粉はなしで水を何回もつけて歯を磨きます。
 
歯ブラシは、仕上げ磨き用と本人磨き用と二本用意するのが理想的です。

ふき取りタイプ



ふき取りタイプは1歳までには効果的です。

まだ、歯が少なく、うまく歯磨きが出来ない場合、清潔なガーゼ等で歯の汚れをぬぐいます。

歯が増えてきた場合は、歯ブラシでの歯磨きに変更してください。

フロス



3歳頃からは奥歯の歯と歯の間にプラークが付きっぱなしになることで、 むし歯ができやすくなります。

奥歯の歯と歯の間にフロスを使うことで、より予防効果が高まります。

薬局等で乳歯用のフロスが売っています。使い方の不安がある方は歯科医院で歯科医や衛生士に相談してみてください。

赤ちゃんが歯磨きを嫌がる場合の対処法


まずは赤ちゃんが歯ブラシに慣れることが大切です。

赤ちゃん用の可愛い歯ブラシを手に持たせるところから始めてみましょう。

自分で口の中に歯ブラシを持っていき、歯ブラシを噛んだり、舐めたりすることで慣らしていくとが出来ます。

歯ブラシで喉をつかないように、必ず椅子に座らせ、近くで見守るようにして下さい。

赤ちゃんが虫歯にならない為に注意すること


決まった時間&回数で食事をさせる


だらだら食べは、むし歯になるリスクが高まります。口の中は食事後、pHが一時酸性に傾き、pH5.5以下で歯が脱灰し始めますがそのうち口腔内のpHは中性に戻ってきます。

歯自体が歯を修復する作用を持ちますが、だらだら食べをしてしまうと歯の修復作用が阻害されてしまいます。

同じスプーンでの口移しを控える


むし歯菌が赤ちゃんの口腔内に移行してしまいます。

お母さんやお父さんの口の中にむし歯があると赤ちゃんがむし歯になるリスクが高まります。

むし歯の治療をし、定期的なはのクリーニングを受けることで、口腔内のむし歯菌を減らすことが必要です。

最後に彦坂先生から一言


乳歯が生えてきたら定期的に歯科医院に通い、予防の処置を受けるのも良いでしょう。

食べるものが多様化する3歳からはむし歯のリスクが急増します。 生まれてきてから12歳頃までは、お母さんの仕上げ磨きが必須です。

正しい知識を持って、赤ちゃんの健康な歯を守っていけるといいですね。

【監修:歯科医師 彦坂 実な美】
プロフィール)
鶴見大学歯学部卒業後、研修医を経て一般歯科医院で経験を積む。一般診療全般をこなすが、メタルフリー治療や審美歯科、ホワイトニングを得意とする。最近力を入れているのは予防医療でニューヨークのニューヨーク大学にも研修に行くなど、積極的に欧米諸国の歯の健康に対するモチベーションを学ぶ。メタルフリー学会に所属し、銀歯の金属アレルギーやリスクについての知識の普及のため記事の執筆や講演も行っている。一児の母