フィリピンの首都マニラで、国旗で覆われたひつぎに敬礼するロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年6月11日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力と国軍との間で戦闘が続くフィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)で12日、戦闘の犠牲となった兵士や市民らを追悼する式が行われた。この日は同国の独立記念日に当たり、国旗が掲揚された市庁舎の周りでは多くの兵士や市職員が犠牲者に祈りを捧げた。

 前日には戦闘で死亡した兵士らの遺体が首都マニラ(Manila)に搬送され、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が空港でフィリピン国旗で覆われたひつぎに敬礼を行う姿も見られた。

 マラウィでは米特殊部隊の支援を受けるフィリピン軍が、武装勢力の戦闘員数百人と激しい戦闘を続けている。武装勢力は先月23日にISの黒い旗を掲げながら同市内を襲撃して以来、最大2000人の民間人を人間の盾にするなどして激しく抵抗している。

 マラウィで戦闘中の陸軍部隊を率いるホセ・マリア・クエルポ(Jose Maria Cuerpo)大佐は「この式はマラウィ市内の作戦に命を捧げた兵士たちに捧げられる」と語った。フィリピンの独立記念日には通常、スペインの植民地支配に対する武装蜂起を記念した式典が行われる。

 軍当局の発表によると、マラウィ市内の戦闘でこれまでに軍兵士と警察官合わせて58人、さらに民間人20人以上が死亡し、武装勢力の戦闘員およそ200人が殺害されたという。
【翻訳編集】AFPBB News