中国企業が資産家向けの医療ツーリズムにビジネスチャンスを見い出そうとしている。

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2017年6月8日、台湾メディア・中時電子報によると、中国企業が資産家向けの医療ツーリズムにビジネスチャンスを見い出そうとしている。

中国の旅行サービスサイト・携程(シートリップ)の医療ツーリズムに関する報告書によると、2016年に同サイトを通じて医療ツーリズムを利用した人の数は前年の5倍に上り、平均出費は一般的な海外旅行の10倍に当たる5万元(約80万円)を超えた。医療ツーリズムの利用者は年間延べ50万人を超えるとみられている。

中国では中産階級や高収入のビジネスエリート層を中心に健康意識が高まっており、海外の医療ツーリズムが新たなトレンドとなっていることを受け、宿泊施設や移動手段、通訳の手配なども含めた質の高い全面的なサービスを提供する動きが出ている。

アンチエージングの医療ツーリズムを扱っているある企業は、従業員に質の高い接客ができるように特別な研修を受けさせている。資産家向けサービスの営業担当者やアドバイザーには、留学経験があり、洗練された容姿や話し方を身に付けているなど、裕福な家庭で育った子息のような話題に共通点の多い人材でなければならないと業界関係者は話す。「あまりにギャップが大きいと、問題が出やすい」という。

また、顧客のペースに合わせた日程や、静かな高級別荘、ミシュランに掲載されるような高級レストランの急な予約など、生活水準に応じて要求も高い顧客に臨機応変の対応ができるようにしている企業が現れている。(翻訳・編集/岡田)