自転車ロードレース、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ、最終第8ステージ(アルベールビルからプラトー・ド・ソレゾン、115キロメートル)。トロフィーを手にポーズをとるアスタナのヤコブ・フグルサング(2017年6月11日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】自転車ロードレース、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(Criterium du Dauphine 2017)は11日、最終第8ステージ(アルベールビルからプラトー・ド・ソレゾン、115キロメートル)が行われ、アスタナ(Astana Pro Team)のヤコブ・フグルサング(Jakob Fuglsang、デンマーク)が、前回覇者でチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)や、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のリッチー・ポート(Richie Porte、オーストラリア)ら強豪を抑えて総合優勝を果たした。

 リオデジャネイロ五輪の自転車男子個人ロードレースで銀メダルを獲得したフグルサングは、最終ステージを前に総合3位につけていた。しかし、セジー(Saisies)、アラヴィ(Aravis)、コロンビエール(Colombiere)の3つの峠を越える過酷な山岳ステージでライバルを追い抜き、アルプス山岳のプラトー・ド・ソレゾン(Plateau de Solaison)で迎えるフィニッシュラインまでの最後の上り坂をトップで走り切った。

 ステージ優勝を飾った32歳のフグルサングに続き、12秒差の2位にはクイックステップ・フロアーズ(Quick Step Floors)のダン・マーティン(Dan Martin、アイルランド)が入った。総合首位で最終ステージを迎えたポートは、トップから1分15秒遅れの7位、同2位でスタートしたフルームはさらに21秒遅れの8位でステージをフィニッシュした。

 この勝利でフグルサングは10秒差でポートを逆転して総合優勝を果たし、ツール・ド・フランス(Tour de France)で通算3度の総合優勝を誇るフルームを1秒差で上回ったマーティンが総合3位で表彰台に上がった。

 妊娠中の妻に今回の勝利をささげると話したフグルサングは、「驚きだ! 言葉が見つからないよ。これまでのキャリアで何度もイエロージャージーに近づいてきたけど、そのジャージーを着ても信じられない」と喜んだ。

 フグルサングはまた、この勝利は来月1日から23日まで開催されるツール・ド・フランスに向けて、ライバルチームへの警告になるとした上で、「ツールまでまだ先は長いけど、今のコンディションには大満足だ。ツールに向けて気楽に構えておく必要がある」と語った。

「ファビオ・アール(Fabio Aru、イタリア)と良いコンビを形成してツールに臨むよ。互いにリーダーシップを発揮して、良いチームを作る」

 一方、今季のフルームはステージ優勝が一つも無いまま来月迎えることになり、少なくともステージ優勝を2回以上を記録してツールに臨んでいた過去4年間とは対照的な状況となっている。

 フルームは「ここには厳しい一週間を想定して訪れ、その通りの結果となった。ドーフィネまで19日しかなかったから、本当に準備不足だった。この結果が自分を動かして、7月に向けた良い準備になることを望んでいる」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News