アレサ・フランクリン、自身の名前がデトロイトの道路に&地元でラストライブ(?)を開催

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 引退の意向を明らかにしている“ソウルの女王”アレサ・フランクリンが、初開催された【デトロイト・ミュージック・ウィークエンド】フェスティバルに登場し、大いに敬意を表された。2017年6月9日から11日にかけて行われたこの催しでは、アレサの地元デトロイトの道路に彼女の名前が付けられ、トリビュート・コンサートが行なわれ、自身もヘッドライナーを務めるライブを行なった。

 今年75歳になるアレサは、地元では最後になるかもしれないライブついて米ビルボードに、「そうならないといいけど、可能性はあるわね。まだその(引退の)方向へ向かっている。徐々に終わりに近づいているの。全てのものには保証期間があるでしょう?54年間も旅したり飛行機で移動したりはとても疲れるの。54年も続けてきた、とてもとても大好きなことを(やめる)のは決して嬉しいとは言えないけれど、永遠に続くものなんてないのよ」と話している。

 ゴールドの刺繍が入った白いガウンで登場したアレサは、32度の炎天下で行われた1時間50分のライブで、60年に渡る音楽人生の中から10数曲を披露した。60年代初めのジャズ期からは「スカイラーク」、クラシック・ソウル期からは「チェイン・オブ・フールズ」、ゴスペル・ソングは「プレシャス・メモリーズ」、ポップ・チューンは「愛のおとずれ/I Knew You Were Waiting (For Me)」をチョイス。さらに、「Hooked on Your Love」、「A Brand New Me」、「スウィート・シックスティーン」や、アデルの「ローリング・イン・ザ・ディープ」の力強いカヴァーなども披露し、自身の「フリーウェイ・オブ・ラヴ」をゴスペル・ヴァージョンで歌い上げた。

 アレサはライブ中に引退について直接は触れなかったが、体調を崩していて現在回復中であることを話していた。実際に体調不良を理由にトリビュート・コンサートは欠席しており、自身のライブ中もステージへの階段を上るのが明らかに辛そうで、アンコールに取っておいた「リスペクト」は結局歌われることはなかった。

 自身の名前が付けられることになった“Aretha Franklin Way”道路の開通式には出席した彼女は、“泣けてくる”と喜び、今後もその街区をしばしば訪れると約束した。「こっちへ来るたびに見たいわ。その上でダンスする」と感激した様子だった。
 
 アレサは引退を表明しているとはいえ、仕事を完全にやめるつもりはないようで、来年の初め頃のリリースに向け、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ライオネル・リッチー、イツァーク・パールマンらが参加しているニュー・アルバムを制作中だ。また、クリスピー・クリームと新しい食品ブランドを開発しており、伝記を出版したり、博物館やナイトクラブ/レストランもオープンする予定だ。