60年代のポップアイコンだったアダム・ウェストさん 写真:Album/アフロ

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 1960年代にテレビシリーズ「バットマン」に主演して人気を集めた米俳優アダム・ウェストさんが6月9日夜(現地時間)、白血病のため米ロサンゼルスで他界した。88歳だった。

 米バラエティによれば、ウェストさんの家族は、「私たちの父はいつもブライトナイト(ユーモアのあるバットマン)であることを自覚していました。また、ファンたちにポジティブな影響を与えたいと願っていました。父はこれまでも、これからも私たちのヒーローです」と声明を発表した。

 ウェストさんは、米ABCで66年に放送スタートしたアクションコメディ「バットマン」で主人公ブルース・ウェイン/バットマン役を演じ、ドラマはサプライズヒットを記録。ウェストさんの演じるバットマンは、60年代ポップカルチャーのアイコンとなった。68年に番組終了後は、俳優として「バットマン」のイメージを払拭できずに苦労したが、FOXのアニメ「ファミリー・ガイ」でアダム・ウェスト市長役の声優を務め、若いファンにも親しまれた。

 ウェストさんの訃報に、多くのスターがTwitterで追悼コメントを寄せている。映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、新作「ジャスティス・リーグ」でバットマン役を演じているベン・アフレックは、「アダム・ウェストはヒロイズムを実証して見せた。優しくて楽しくて、あらゆる点において素晴らしい男だった。私たちに手本を示してくれてありがとう」とコメント。映画「バットマン・フォーエヴァー」(95)に主演したバル・キルマーは、「親愛なるアダム・ウェスト。彼は会えばいつもとても親切だった。本当の紳士だった」と書き込んだ。

 また、「ファミリー・ガイ」の制作総指揮・声優で、大ヒットコメディ映画「テッド」の監督・声優でも知られるセス・マクファーレンは、「『ファミリー・ガイ』は市長を亡くし、私は友人を亡くした。アダム・ウェストは楽しい仕事仲間で、いつもそばにいたいと思わせる人だった。彼の前向きさ、優しさ、遊び心は誰もが認めるところで、番組の収録に彼が現れるとその場が大きなエネルギーに包まれた。彼はコメディを、人間らしさというものを熟知した人だった」と明かしている。