全仏オープンテニスの男子シングルスで通算10回目の優勝を果たしたラファエル・ナダル(2017年6月11日作成)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2017)は11日、男子シングルス決勝が行われ、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)をストレートで下し、ラ・デシマ(La Decima、スペイン語で10回目の意味)を達成した。そこでAFPは、ナダルがパリ(Paris)で戦った10回の決勝をまとめた。

2005年:マリアノ・プエルタ(Mariano Puerta、6-7、6-3、6-1、7-5)

 ナダルはわずか19歳で優勝を果たし、1989年に17歳で同大会を制したマイケル・チャン(Michael Chang)以降では最年少の男子シングルスの四大大会(グランドスラム)覇者となった。初出場の全仏制覇は、1982年のマッツ・ビランデル(Mats Wilander)以来。対戦相手のプエルタは、決勝後の薬物検査で陽性となり、8年間の出場停止を科された(最終的に処分は2年間に軽減)。

2006年:ロジャー・フェデラー(Roger Federer、1-6、6-1、6-4、7-6)

 ナダルはグランドスラム決勝で初めてフェデラーに勝利した選手になり、フェデラーの年間グランドスラムの夢を結果的に断った形となった。ナダルはまた、この試合でクレー60連勝を達成した。

2007年:ロジャー・フェデラー(6-3、4-6、6-3、6-4)

 21歳のナダルは、この優勝で1980年のビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏以来となる全仏3連覇を達成。史上わずか3人目となる男子シングルスの年間グランドスラム達成というフェデラーの夢を、2年連続で打ち砕いた。

2008年:ロジャー・フェデラー(6–1、6–3、6–0)

 フェデラーはこの年、最大のライバルを相手に、グランドスラムでは自身最悪となる完敗を味わった。ナダルは初戦から1セットも落とさずに王座へたどり着くという、オープン化以後ではイリ・ナスターゼ(Ilie Nastase)、ボルグに次ぐ3人目の快挙を達成した。

2010年:ロビン・ソデルリング(Robin Soderling、6–4、6–2、6–4)

 2009年の全仏でソデルリングに敗れていたナダルだったが、この勝利で雪辱を果たした。この大会も2008年大会と同じ1セットも失わない完全優勝。2009年7月以来の世界ランキング1位にも返り咲いた。

2011年:ロジャー・フェデラー(7-5、7-6、5-7、6-1)

 ナダルは自身6回目の全仏制覇を果たしてボルグ氏の記録に並ぶとともに、グランドスラムのタイトル数を二桁にのせた。敗れたフェデラーも、準決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を退け、ジョコビッチの43戦無敗の記録に終止符を打った。

2012年:ノバク・ジョコビッチ(6–4、6–3、2–6、7–5)

 ナダルはボルグを上回り全仏の歴代最多優勝者となり、グランドスラム4大会連続優勝を狙ったジョコビッチの前に立ちはだかった。雨の影響で決着は月曜日にもつれ込み、深夜に試合中断が決まった時点で第4セットを1ブレークアップでリードしていたジョコビッチにとっては、残酷な結果になった。

2013年:ダビド・フェレール(David Ferrer、6–3、6–2、6–3)

 フェレールとのスペイン勢対決に快勝し、8回目の全仏制覇を果たしたナダルだが、そこまでの道のりは決して楽なものではなく、ジョコビッチと対戦した準決勝は4時間37分に及ぶ激闘だった。

2014年:ノバク・ジョコビッチ(3-6、7-5、6-2、6-4)

 摂氏30度を超えるうだるような暑さの中、ナダルは9回目の全仏決勝で9勝目を飾るとともに、グランドスラム通算14勝目を挙げた。この優勝は、ナダルにとってクレーコート45個目のタイトルだった。

2017年:スタン・ワウリンカ(6-2、6-3、6-1)

 ナダルはワウリンカを相手に一方的な試合を展開し、前人未到となる10度目の全仏優勝を果たすと同時に、グランドスラムの通算優勝回数を15に伸ばした。31歳のナダルは、一つのグランドスラム大会で10度の優勝を飾った史上初の男子選手となっただけでなく、この日の失ゲーム6は、フェデラーとの2008年大会決勝で記録した同4に次いで少ない記録となった。
【翻訳編集】AFPBB News