マックの巨大広告板に怪しい文言(画像は『NBC 6 2017年6月4日付「McDonald's Billboard Joke Goes Viral」(KRQE)』のスクリーンショット)

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米ニューメキシコ州のある町に設置されたマクドナルドの巨大広告板が、数日前からアメリカで大きな話題となっていた。幼い子供たちも大好きなファストフードチェーンでありながら、オトナにしかわからない文言でブリトーを宣伝しようとした彼らの発想には批判が集中。これにマクドナルド本部は…!?

“Usually when you roll something this good, it’s illegal.”

今月4日、『NBC 6』ほかがニューメキシコ州コルファクス郡のラトンという町に設置されたマクドナルドの巨大広告板がきわどいジョークを放っているという話題を伝えた。「白い巻き物でこれほどイケてるなんて、大抵はご法度なモノばかりさ」として、マクドナルドの人気朝食メニューであるブリトーを売り込んでいる。写真はあっという間に拡散して人々の苦笑を誘ったが、それがドラッグを意味することは明白で、多くの大人たちは「マクドナルドは子供たちにも人気のフードチェーン。意味を尋ねられたらどう説明しろというんだ」と困惑してしまった。

ラトンのすぐ北はコロラド州となるが、巨大広告板が設置されたのはその州境のすぐ近くであった。今では医療目的でのマリファナ使用をアメリカの約半数の州が認めているが、娯楽目的での使用をニューメキシコ州法が認めていない一方で、コロラド州は合法となっている数少ない州のひとつである。ただしカリフォルニア州の住民投票でも賛成が反対を僅差で上回った程度で、ニューメキシコ州をはじめ多くの州ではいまだ娯楽目的のマリファナ使用について慎重論が飛び交っている。マクドナルドがそこに触れてくるのは意外というほかない。

そしてこの広告板の話題はマクドナルドの本部にも伝わったもよう。『WorldWide Weird News』が伝えた最新情報によれば、彼らは「フランチャイズ加盟店側が勝手に掲示した広告板で、こちらの承認は得ていない。広告としての容認基準を満たしていないため、看板は間もなく取り下げられるであろう」と述べたという。

画像は『NBC 6 2017年6月4日付「McDonald's Billboard Joke Goes Viral」(KRQE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)