サウジアラビアの首都リヤド郊外の砂漠でたばこを吸う観光客の男性(2007年11月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】サウジアラビアで11日、たばことエナジードリンクに100%の「選択税」が適用され、値段が2倍に引き上げられた。原油価格の下落による財政悪化に歯止めを掛ける最初の税制措置となった。

 世界最大の原油輸出国であるサウジでは長い間、所得税や消費税がなく、国民は手厚い補助金も受けていた。しかし2014年に原油価格が急落して以降、政府は歳出カットと新たな財源確保に乗り出している。

 ザカート・租税庁(GAZT)によると、選択税の適用によってたばこ1箱の値段は18〜24ドル(約530〜700円)となった。

 エナジードリンクの価格も同じく2倍になったほか、ソフトドリンクも50%の選択税が課され1.5倍に値上がりした。

 アルコールが禁止されているサウジアラビアでは、たばこや炭酸飲料の人気が高い。

 原油価格の急落でサウジアラビアは2015年に過去最悪の980億ドル(約10兆8000億円)の財政赤字を計上。今年1〜3月期も69億3000万ドル(約7600億円)の歳出超過だった。
【翻訳編集】AFPBB News