中国深センの地下鉄に女性専用車両が試験的に導入される。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

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2017年6月10日、中国深センの地下鉄に、女性専用車両が試験的に導入されるという。中国メディアの観察者網が伝えた。

日本の地下鉄では痴漢防止のため女性専用車両がある。深センでも今月中に女性専用車両を試験的に導入し、成功すれば来年にも正式に導入する見込みだ。

これは、実際に地下鉄に乗車した広東省政協委員の蘇忠陽(スー・ジョンヤン)氏が提案したもので、先頭と最後尾車両をピンク色にして女性専用車両とし、女性、妊婦、小学生以下の子供だけが利用できるようにして明確な表示すべきと述べている。しかし、女性専用車両に法的な拘束力はなく、特定の時間以外は男性も利用できるという。

この提案について、調査によると67%近くの市民が賛成しており、女性専用車両の設立で「痴漢行為や身体的接触」を避けることができ、妊婦や子供にとっても便利だと回答している。しかし、16%の人は反対を表明しており、理由として「さらに混雑する」ことを心配しているという。

これを受けて、深セン市委常委で市政府党組の劉慶生(リウ・チンシェン)氏は、6月中に2〜3本の比較的混雑する地下鉄線で、女性専用車両を試験的に導入すると表明。成功すれば、来年にも正式導入する考えを示した。

これに対し、中国のネットユーザーからは「これは明らかな性差別」「これこそ女性への差別だろ。ここは中国であって日本ではないのだ」など反対意見が多く寄せられた。

また、「つまり男性は全員が疑いの対象ということですね」「悪いものも学ぶのか。中国は痴漢が多いわけではない。車両の全員が女性だとすぐにけんかになるよ」というコメントや、「老人専用車両を設けた方がいい」「私たちのためにぽっちゃり専用車両を設けてもらえないだろうか」という意見もあり、全体的には賛成意見は少数だった。(翻訳・編集/山中)