コンゴ民主共和国のゴマにあるムンゼンゼ刑務所の壁から垂れ下がる鉄条網(2012年11月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】コンゴ民主共和国の東部にある刑務所が11日、何者かに襲われ、11人が死亡、受刑者900人以上が脱走した。当局者が明らかにした。

 北キブ(North Kivu)州のジュリアン・パルク(Julien Paluku)知事は記者団に対し、「(同州北部に位置する)ベニ(Beni)のカングウェイ(Kangwayi)刑務所が午後3時30分(日本時間同11時30分)に襲撃を受けた。犯人らの身元は依然不明だ」と発表した。

 パルク知事によると、「治安部隊と襲撃犯らの間で銃撃戦になり、当局が確認した死者は11人、うち8人が治安部隊の兵士ら」で、「受刑者は966人いたが、現在30人しか残っていない」という。ベニと隣町のブテンボ(Butembo)には、夜間外出禁止令が出されたという。

 政情不安が続く北キブ州のベニでは2014年から暴力行為が絶えず、700人近い市民が死亡。犠牲者の多くがなたやおので斬殺されていた。これらの事件には、反政府勢力の民主同盟軍(ADF)が関与したとみられている。

 ADFは謎の多い組織だが、大多数がウガンダのイスラム強硬派で、当初はウガンダのヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)政権の転覆に重点を置いていたとされる。今回襲撃を受けたカングウェイ刑務所には、ADFへの所属が疑われる数十人が収監されていた。
【翻訳編集】AFPBB News