ジョン・ラセター、宮崎駿監督復帰に「興奮」

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ディズニー/ピクサー「カーズ」シリーズの最新作「カーズ/クロスロード」のワールドプレミアが6月11日(現地時間10日)、米ロサンゼルスのアナハイム・コンベンション・センターにて盛大に開催され、ジョン・ラセターから親友・宮崎駿へメッセージが贈られた。

ワールドプレミアの会場には、“シリーズ生みの親”であり製作総指揮のジョン・ラセターをはじめ、ラセターから監督を引き継いだピクサーの鬼才ブライアン・フィー監督、プロデューサーを務めたケヴィン・レハー、さらに主人公マックィーンの声優を続投するオーウェン・ウィルソンらが登場。コースを彷彿させる鮮やかな会場で、登壇者たちは本作で描かれるレースシーンさながら“競い合うように”レッドカーペットを駆け回った。

本作では、今まで華々しく活躍してきた天才レーサー“マックィーン”が、最新テクノロジーを追求した新たなレーサー“ストーム”ら新たな世代が登場するところから始まる。厳しさを増すレースのなか、マックィーンは勝ち続ける為に無謀な走りを続け人生を揺るがす衝撃的な大クラッシュをしてしまう。そして天才レーサーだった彼は「夢の続きを求めて走り続けるのか、それとも新たな道を歩むのか?」という“人生の岐路”(クロスロード)に立たされる――。

数々の名作を贈りだしてきたピクサーの中でも最も衝撃的で、大人なら誰もが心打たれる深いテーマについて、ラセターは「マックィーンが経験しなければならなかった内容にとても誇りに思っている。この話は彼がキャリアの後半で何をすべきかを考えようとする内容なんだ。彼はまさに“人生の岐路”に立たされているんだよ」と、シリーズ史上最も“大人が泣ける”と自信を見せる。

また、公開を心待ちにする日本のファンに向けては、「公開までのお楽しみだけど、感動するストーリーでありながら、すごく笑えて、でも深いところに刺さるものがあるよ。そして、クルーズっていうすばらしい女性のキャラクターがいるから楽しみにしてね。彼女にきっと泣かされるよ」とコメントした。

さらに、親友であり、先日「引退撤回」を決断して長編アニメーションへの監督復帰を果たしたスタジオジブリの宮崎駿監督へは、「ミヤザキさんは新しい映画を今作っていて、私はそのことにすごく興奮しているよ」と、最も影響を受けたという監督の復帰を大歓迎。さらに「ミヤザキさんにはまだ伝えたい話がいっぱいあるんだって。マックィーンのように彼も走り続けるだろうね!」と、 “人生の岐路”を乗り越え続ける日本の親友にエールを贈った。

会場には声優キャスト陣も一堂に会し、主人公マックィーン、新キャラクターでマックィーンの新たな相棒クルーズ、マックィーンを追い込むライバルのストームの、3キャラクターの実車もずらりと並ぶ中、まさに「カーズ/クロスロード」の世界観を再現したような全長700メートルの豪華なカーペットで、世界中から集まったTV65台、スチール50台のメディアと、熱狂的するファンたちと共に大盛り上がり。

ブライアン・フィー監督は「何歳でも、どんな人にとっても変わらないことだけれど、人生で何が起ころうとも、あなたの人生で最も素晴らしい瞬間は、過去にではなく、あなたの進む先にきっとあるということだ」と、マックィーンの号泣必死な“最後の決断”へと期待が高まるコメントを披露した。

さらに、共同プロデューサーを務めたアンドレア・ウォーレンも監督に賛同し、「変化は誰にでも起こるの。学校に行っている子供にも、大人にも。ブライアンが言った通り、いつでも自分自身について学べる機会はあるし、次のステージに進むことによってインスパイアされることもある」と、多くの人の心に響くこと間違いなしだと語っている。

そして、第一作目からマックィーンの声優として走り続けてきたオーウェン・ウィルソンは「僕にとって、“カーズ”シリーズでとてもエキサイティングだったのは、第一作目でポール・ニューマン(ドック・ハドンソン役)と出会い、彼と仕事をしたと言えることだった。だから本作で彼がカムバックするというアイディアや、声が入っているというのはとてもスペシャルだったね」と、長年演じてきたから彼だからこそ語れる心温まるエピソードと、本作の気になるストーリーの一部も明かした。

映画「カーズ/クロスロード」は7月15日、全国公開。