雨中の激闘となった広島決勝。観音は主将の山口(10番)を中心に粘り強く戦い、終了間際の逆転劇に繋げた。写真:森田将義

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 6月11日、インターハイ(高校総体)の地区予選が全国各地で開催され、兵庫と中国地域4県で決勝戦が行なわれた。
 
 広島決勝は、広島観音と瀬戸内の強豪対決。前半はFW北村友和のパワフルな仕掛けとMF藤原雅弥のサイド突破を仕掛けた後者のペース。観音も負けじとMF山口直也を中心にカウンターを狙ったが、両者とも均衡を破れず前半が終了。
 
 後半も瀬戸内が押し込む時間が続き、後半24分、ついに先制点を奪う。右クロスからFW北村友和がヘディングシュートを放ち、GKが弾いたこぼれ球をMF佐々木達也が頭で押し込んだ。残り10分を切ってからは逃げ切り態勢に入ったが……。
 
 ここから観音が一気に巻き返す。39分にMF安野蓮の縦パスから相手ゴール前に迫り、混戦から途中出場のFW横下友則が同点ゴールを挙げると、アディショナルタイム2分だ。左CKのこぼれ球をまたしても横下が決めて逆転!! 土壇場でゲームをひっくり返した。実に10年ぶりの栄冠を掴んだ。
 
 公立校同士の対決となった兵庫決勝は市立尼崎に軍配。0-0のまま決着が付かず延長戦に突入し、そこで2点を奪って県立西宮を突き放した。初めてのインターハイ出場だ。米子北と鳥取城北が覇権を争った鳥取決勝は、前半こそスコアレスで折り返したものの、後半にプレミアリーグWEST所属の王者が牙をむいた。一気に5ゴールを積み上げ、米子北が見事10連覇を達成している。
 
 岡山は岡山学芸館が玉野光南を、山口では高川学園が宇部工をそれぞれ2-1のスコアで下し、本大会へと駒を進めた。
 
 今年のインターハイ本大会は宮城県内各地で開催され、7月28日に開幕、8月4日に決勝戦を迎える(女子は7月30日〜8月4日)。出場枠は男子が55チーム(女子が16チーム)で、6月10日現在で、41チームの出場が決定。初出場は名経大高蔵、近江、日本文理、市立尼崎の4チームだ。今月下旬まで、全国各地で出場権を懸けた熱きバトルが繰り広げられる。

 出場決定校および各地区予選決勝の日程は、以下の通り。

平成29年度インターハイ 男子出場校一覧
北海道 準決勝・決勝/ともに6月16日(金)※2枠
青 森 青森山田(18年連続21回目の出場)
岩 手 遠野(4年ぶり20回目の出場)
秋 田 秋田商(3年連続33回目の出場)
宮 城 仙台育英(2年連続18回目の出場)
    東北学院(17年ぶり10回目の出場)
山 形 山形中央(2年連続11回目の出場)
福 島 尚志(8年連続10回目の出場) 
茨 城 決勝/6月28日(水)  
栃 木 決勝/6月25日(日)  
群 馬 決勝/6月18日(日)  
埼 玉 準決勝/6月24日(土)、決勝/6月25日(日)※2枠
千 葉 準決勝/6月17日(土)、決勝/6月18日(日)※2枠
東 京 準決勝/6月24日(土)、決勝/6月25日(日)※2枠    
神奈川 準決勝/6月17日(土)、決勝/6月18日(日)※2枠    
山 梨 決勝/6月18日(日)  
新 潟 日本文理(初出場)
長 野 市立長野(2年連続2回目の出場
富 山 富山一(4年ぶり26回目の出場)
石 川 星稜(6年連続26回目の出場)
福 井 丸岡(3年ぶり30回目の出場)
静 岡 静岡学園(2年連続6回目の出場)
愛 知 中京大中京(5年連続20回目の出場)
    名経大高蔵(初出場)
岐 阜 帝京大可児(2年連続5回目の出場)
三 重 三重(2年連続4回目の出場)
滋 賀 近江(初出場)
京 都 京都橘(2年連続4回目の出場)
奈 良 一条(2年連続7回目の出場)
和歌山 初芝橋本(3年ぶり14回目の出場)