日本でも大変人気の海外ドラマ。その多くはアメリカで制作されたものだが、昨今の英国人俳優の人気もあり、日本でも注目作が観られるようになった。英国ドラマは1シーズンのエピソード数が8話程度とアメリカのものより少なく、その分内容が濃く作り込まれた世界観が特徴だ。今回は人気キャストが出演するBBC制作の3本をご紹介しよう。

■「SHERLOCK/シャーロック」
現代のロンドンを舞台に名探偵シャーロックホームズとジョン・ワトソンが活躍するこの人気ドラマもBBCの制作だ。シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチ、ジョン役のマーティン・フリーマンは今や共に人気俳優となり、シーズン4の制作には二人のスケジュール調整が困難だったという。本筋の事件解決もさることながら、シャーロックとジョンの友情や、それぞれの人間関係も見どころの一つ。また、シャーロックの思考を反映する手段としてモーショングラフィックを使用するなど、クラシックの名作を意欲的に現代風にアレンジしているのも魅力だ。

■「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」
ドラマ「Xファイル」シリーズのジリアン・アンダーソンと映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナンがダブル主演の本作。良き家庭人という表の顔を持つ連続殺人鬼ポール・スペクターと、それを追う警視ステラ・ギブソン。北アイルランド・ベルファストを舞台に追う者と追われる者、双方の心の闇が晒され、息のつけない心理戦が繰り広げられる。ジェイミーはこの役をきっかけに注目され、『フィフティ〜』の役を掴むきっかけになった。また、ドラマ「グッド・ワイフ」でエミー賞を受賞したアーチー・パンジャビも出演。主人公ステラのパーソナリティを垣間見せる重要な役どころを演じている。

■「ナイト・マネジャー」
昨年放送され話題になったトム・ヒドルストン主演ドラマ「ナイト・マネジャー」はBBCとアメリカAMCの共同制作だ。英国文学界の重鎮ジョン・ル・カレ原作、世界中で賞賛された同名小説を基にしたサスペンスドラマ。ホテルのナイト・マネジャーをしていた主人公ジョナサンが、親しくなった女性の死をきっかけに英国諜報機関のスパイとなり、その死を招いた武器商人ローパーを逮捕へと追い詰めていく。主演のトム・ヒドルストンのほか、ドラマ「Dr.HOUSE」のヒュー・ローリー、映画『コードネームU.N.C.L.E.』のエリザベス・デビッキが出演。トムとエリザベスのラブシーンが大変セクシーなことにも注目が集まった。

アメリカのドラマとは一線を画す個性が魅力の英国ドラマ。今後も目が離せない。

「The Fall 警視ステラ・ギブソン」で連続殺人鬼を演じるジェイミー・ドーナン Instagramより