共生園を訪問した二階氏が子どもたちと握手している=11日、木浦(聯合ニュース)

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【木浦聯合ニュース】安倍晋三首相の特使として韓国を訪問している自民党の二階俊博幹事長が11日、南西部の全羅南道・木浦にある「木浦共生園」を訪問した。共生園は、故尹鶴子(ユン・ハクジャ、日本名:田内千鶴子)さんが多くの孤児の面倒を見た施設。尹さんは朝鮮半島が日本の植民地支配を受けていた1912年に高知県で生まれ、朝鮮総督府で働いていた父らと共に木浦に来た後、共生園を運営していた朝鮮人伝道師と結婚。68年に亡くなるまでに3000人余りの孤児を育て上げた。

 二階氏を団長とする特使団一行は手厚い歓迎を受けた。園内にある記念館の観覧や記念植樹をした後、韓日友好の思いをこめて風船を青空に飛ばした。
 二階氏は、両国の懸け橋となった尹氏の精神を受け継がなければならないと強調した上で、歴史問題の解決など韓日関係改善のために日本側もしっかり努力することが必要だと述べた。
 同行した高知県の尾粼正直知事は、尹氏の故郷である同県と全羅南道が育んできた友情を政府レベルに発展させることの意義を力説した。
 特使団を迎えた韓国野党「国民の党」の朴智元(パク・ジウォン)前代表は「新たな韓日関係と未来のために両国が良い歴史を発掘し、共感していこう」と呼びかけた。
 全羅南道の禹基鍾(ウ・ギジョン)副知事は「韓日関係が、人類愛を基に前向きで友好的に発展する契機になると信じている」と期待感を示した。
 木浦での1泊2日の日程を終えた特使団は12日にソウルで文在寅(ムン・ジェイン)大統領と面会。安倍首相の親書を手渡すほか、両国関係の発展策などについて意見交換する予定だ。
sarangni@yna.co.kr