夏の暮らしに欠かせない「涼やかさ」。最近は、犬や猫の暑さ対策にもさまざまなグッズが登場し、注目を集めている。

 これからの季節を快適に過ごすための重要なキーワードである「涼やかさ」。最近は犬や猫向けにも、快適な夏をサポートする「冷」をテーマにした商品が続々と販売されている。

 “冷たくなる食器”は、フィンランドの「マギッソ」だ。種類は水飲み用「ウォーターボウル」と食事用「ドッグボウル、キャットボウル」の2つ。一見すると、シンプルデザインのセラミック製食器。ところが、約1分間水に浸した後に使ってみると、なんと内部が冷たい。実は同商品には、商品本体にしみ込んだ水が蒸発する際に発生する気化熱を利用し、中身を冷えた状態に保つ自然冷却機能が備わっている。したがって水は冷たくなり、食物なら有害な雑菌発生の抑制に役立つ。外側にはチョークで文字や絵を書き込めるほか、食事用ボウル内には早食い防止のため、犬用は骨、猫用には魚型の突起物をつけるなどのひと工夫も特徴だ。商品開発には獣医師も参加したという。日本での取り扱いはアペックス(群馬県高崎市)。価格は、水飲み用のMが5,184円、Lが7,776円。食事・犬用Mが6,264円、L・8,424円。猫用は4,104円(価格は全て税込)。

 涼やかなひと時は、アルミ製のグッズが演出する。MRT(大阪府八尾市)の「冷やしわんこ3(ミニ・4万4,820円〜L・7万2,360円/価格は全て税込)」は、小さな熱交換器でアルミ板の熱を排除して冷やす仕組みになっており、ペットは板の上を自由に乗り降りして涼を取ることができる。消費電力も、通常運転時は約45ワット、適温まで冷えると1ワットになり、飼い主の懐にもやさしい設計だ。季節が移れば暖房にも使用できる。商品名は“わんこ”だが、猫などその他のペットにも利用できる。

 狭い場所が好きな猫にうってつけなのが、アルミ製のツボ型商品「ひえひえアルミ ニャンコつぼ(2万1,060円・税込)」。中へ入れば、アルミがほてった体を瞬時にクールダウン。猫にとっては夏場の心地良い空間となるはずだ。手がけるのはペッツルート(大阪府八尾市)。

 犬向けには、散歩時にもヒンヤリ感をとフリーサイズのベルトを胴体部分に巻き付けることで熱を奪う「わんこエアコン(4万円より・税別)」もある。クールスマイル(本社:大阪府大阪市)考案の同商品は人間も使用でき、腕やふくらはぎなどのアイシングにも活用できる。

 異常気象のせいか、近年の暑さは以前に比べ格段に厳しくなった。大切な家族の一員でもあるペットの暑さ対策は、飼い主にとって年々重要となっていきそうだ。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]