村崎百郎とは誰か?

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村崎百郎というライターがいました。90年代に、ゴミあさりなどのコラムを多く書き話題となった人物です。「鬼畜のススメ」や特殊漫画家である根本敬の共著「電波系」などで知られています。村崎百郎は2010年の7月23日に、自宅を訪れたファンを名乗る男性に刺殺されてしまいます。

村崎百郎とは何だったのか?

反社会的な言辞を煽っていた著者が、それをある種鵜呑みにしてしまったかのようなファンの男性に殺されてしまう、その因果な人生偏歴を辿った村崎百郎とはどのような人物だったのか。その半生に迫った本がアスペクト編集部による「村崎百郎の本」(アスペクト)です。

編集者としての顔

村崎百郎は著作などではシベリア生まれの中卒工員と名乗っていました。しかし、実際は北海道出身で、大学を卒業し、出版社に務めていた編集者であることが明かされています。いわば村崎百郎のキャラクターは、編集者がプロデュースした人物像であるといえるでしょう。

親交のあった人の証言

本書では生前親交のあった人物の証言が寄せられています。高校の先輩にあたる作家の京極夏彦をはじめ、若きころに影響を受けた作家の雨宮処凛などの文章が並びます。単行本未収録の原稿も掲載されており、村崎百郎その人に触れられる本となっています。