日本各地には大小さまざまな神社がある。神社は聖域であり、その聖域を守っているのが鳥居だ。巨大な石の鳥居、何基も連続して建てられた赤い鳥居などそのスタイルは多種多様であり、中には水上に静かにそびえる鳥居もある。(イメージ写真提供:(C)Sara Winter/123RF)

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 日本各地には大小さまざまな神社がある。神社は聖域であり、その聖域を守っているのが鳥居だ。巨大な石の鳥居、何基も連続して建てられた赤い鳥居などそのスタイルは多種多様であり、中には水上に静かにそびえる鳥居もある。

 中国メディア・今日頭条は9日、「美しくて涙が出る! 日本の幻想的な水上鳥居」という記事を掲載した。記事は「日本人は、鳥居が人間界と天界を分ける入口になっており、鳥居をくぐれば神の領域に入る」と紹介。広島にある厳島神社の鳥居は水上にあることで有名であり、毎年多くの観光客がやってくるが、水上鳥居は他の場所にもあり、それぞれ異なる自然と宗教観が融合した静謐な風景を味わうことができるのだと説明した。

 記事が厳島神社のほかに紹介したのは、茨城県の大洗磯前神社、滋賀県の白須神社、神奈川県の箱根神社、静岡県の弁天神社だ。9世紀に家内安全と商売繁盛を願って建造された弁天神社は日の出の真っ赤な空と海に映える鳥居の景色が神秘的かつロマンティックであるとした。白須神社の鳥居は琵琶湖の中に建てられており「近江の厳島神社」と称されていることを伝えた。

 戦後の日本の独立と今上天皇の立太子を記念して1952年に建立した箱根神社の「平和の鳥居」は、穏やかで青い湖水と眼前に迫る山の緑によって「他の水上鳥居とは異なる雰囲気を持っている」と評した。そして、浜名湖に位置する弁天神社については日没の眺めが絶景であり、太陽が地平線に落ちる瞬間に湖水が幻想的なオレンジ色に染まると紹介している。

 山の鳥居にしても、水上の鳥居にしても、喧騒とはかけ離れた場所で静かに、そして厳かに立っている。その佇まいを眺めていると、心のなかの波風も収まり清々しい気分になってくるから不思議だ。その一方で、家の塀などの立ち小便除けに小さな鳥居を置いたり、鳥居の絵を描いたりするところに、日本人の俗っぽさも感じるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Sara Winter/123RF)