揃いのヘルメットを手に記念撮影(画像は『Metro 2017年6月7日付「Entire wedding party puts on hard hats because church was covered in scaffolding」(Picture: Britannia Photographic/SWNS)』のスクリーンショット)

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緑に囲まれた教会というのはイギリスの絵になる光景の一つだが、このほどそんな教会で結婚式を挙げようと予約したカップルを失望させる出来事が起こった。英『Metro』や『The Sun』が伝えている。

英サリー州バンステッドにある築800年歴史を持つ「オールセインツ教会」で厳かにそして完璧な挙式をしようと計画していたのは、23年来のパートナーであるアンディ・ボイス(55歳)とスーザン・キャンベルさん(49歳)だ。しかし2人は2月に、教会から残念な知らせを受けた。

大規模な修繕工事をしなければならないという連絡を受けた2人だが、挙式用の車や披露宴会場、ハネムーンも全て予約済みだったために、教会での挙式をキャンセルすることができなかった。しかも工事となれば教会の見栄えが悪くなることは確実であり、せっかくの記念撮影も台無しになってしまうことからスーザンさんは涙を流したという。

挙式当日は案の定、一部をビニールシートで覆われ建物全体に足場が組まれた教会の姿は、厳かな雰囲気はおろか周りの美しい景色さえも台無しにしていた。さらに教会の前の芝生部分が週末には駐車場と化しており、アンディさんは「教会側にはがっかりさせられました。私たちは教会や聖歌隊、ベルなどに1,200ポンド(約17万円)の費用を支払ったんです。教会の外での記念写真も楽しみにしていたんです」と失望を隠せないが、それでも「どうせならポジティブに、ゲストの記憶に残るようなイベントにしよう」と教会が工事中であることを逆手に取って、ゲストに工事用の黄色のヘルメットを配布した。そして主役の2人も鮮やかな黄色のヘルメットを手にして、ビニールシートに覆われた工事中の教会の前で記念撮影に臨んだ。

「教会が工事をすることをわかっていたら、もちろん事前に予約などしていませんでしたよ。外観はひどいものでしたが、挙式のサービスはとても良かったです。バカバカしいとも思いましたが、ゲストが黄色のヘルメットを片手に笑ってくれていたし、披露宴会場でもその話で湧きました。まぁ無事に挙式を終えることもできたし良かったですけどね」とアンディさんは当時を振り返る。

新郎新婦とゲスト全員が工事用ヘルメットを掲げての記念撮影は、ウエディングフォトを撮り続けて30年になる「Britannia Photographic」のティム・ランブルさんにとっても初めての出来事であった。撮影後、「足場や金属板はどうしたって隠せませんから。“絵のように美しいサリー州の景色”というような写真にはさすがになりませんでした」と感想を述べている。

画像は『Metro 2017年6月7日付「Entire wedding party puts on hard hats because church was covered in scaffolding」(Picture: Britannia Photographic/SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)