リチャード・ブランソンの4通の手紙 「過去と今の自分へ」 

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ヴァージン・グループ会長、リチャード・ブランソンは価値ある挑戦が大好きだ。だからこそ2015年に65歳の誕生日を迎えたとき、その後1年間で65のことに挑戦すると約束した。

その挑戦の中には、過去と今(65歳)の自分に合わせて4通の手紙を書くことが含まれていた。異なる年齢のリチャード・ブランソンに宛て、本人が送った4通それぞれの中から、7つの大切なことを紹介する。

10歳のリチャードへ

1. 好奇心を維持するのは冒険心だ。大きな機会のために、常に心を開いておくこと。
2. 夢を見ること、創造することをやめてはいけない。
3. 夢を追いかけることを、誰にも邪魔させてはいけない。
4. これから君は多くの問題に直面し、自分には合っていない、続けられない、と思ったりする。だが、思いとどまってはいけない。想像力を働かせ、乗り切るための独創的な方法を見つけるのだ。
5. これから君はたくさんの誤りを犯す。そして、何度もしくじる。だが、失敗は僕らに人生に関する最も素晴らしい教訓を与えてくれる。もっと良い方法を教えてくれることもある。
6. 何よりも、常に楽しむことを忘れてはいけない。
7. 自分が大好きだと思えること、自分がしていることを大好きだと思えることがどれほど大切なことか、年齢を重ねるごとに分かってくる。気持ちがかき立てられないことのために、時間を無駄に使ってはいけない。

25歳のリチャードへ

1. この先には、でこぼこ道が続いている。谷もあるし、分かれ道もある。諦めそうになることも、全てを投げ出したくなることもある。だが、そうしてはいけない。困難を機会に変えることで、自分でも可能だとは思っていなかった成功を収めることができる。
2. それでも、いつでも成功するわけではない。それどころか、君はこれから何度となく失敗する。でも、それでいいのだ。失敗は個人としても起業家としても、誰にとっても避けられないものだ。
3. 自分で起き上がることが大切だ。来た道を振り返って、何を間違ったのか考え、誤りから学ぶことだ。
4. いつでも、いちかばちかやってみることだ。ビジネスにおいてこの先どれだけ「幸運」をつかめるかは、リスクを承知した上で今どれだけ賭けに出られるかにかかっている。
5. 反対ばかりする人たちに、道を阻まれてはいけない。
6. 責任を人に委ねることを恐れてはいけない。
7. 計算の上でリスクを取る君の能力と、救いようのない君の楽観主義は、君を最高の場所へと引き上げてくれる──ビジネスにおいても、人生においても。

50歳のリチャードへ

1. ビジネスを始めたのは、決して金を儲けるためではなく、人々の生活に前向きな変化をもたらしたかったからだろう。
2. 自分たちが住みたい世界をつくれるかどうかは、私たちにかかっている。各国政府と企業、そして個人が力を合わせれば、つくることができる。
3. 行動するための動機がもっと必要だと思うなら、子供たちのことを考えることだ。
4. 情熱がある人たちは、幸せな人たちだ。未来は情熱的で幸せで、自信に満ちた若きリーダーたちを求めている。現状を打破すること、自らの強い信念のために立ち上がることに前向きな若者たちだ。
5. 家族や友人と一緒に働けば、人生はもっと楽しくなる。
6. …他の人たちが難しいと思うことの中に機会を求め続けるなら…(未来はとても明るい)。
7. 何をするときも、どこへ行くときも、言動は意味のあるものでなくてはならない。それを忘れてはいけない。

65歳の自分へ

1. 人類は今、非常に多くの課題に直面している。だが、一方では起業家精神にあふれている。そして、全ての人と地球が繁栄する世界をつくるために、素晴らしい働きをしている。
2. 楽しい時間を持ち続けること、冒険を続けること、どの人の中にもその人の最善の部分を探し続けること。
3. 大きな夢を見続けること。心が命じるままに、「イエス」と言い続けること。
4. 目を大きく見開き、熱意を持って世界を見続けること。協力すれば、私たちは直面するいくつもの問題を超える大きな力を持てると信じること。
5. 「世界を変えられると本気で考えるほどどうかしている人たちこそ、世界を変えている」というスティーブ・ジョブズの言葉を常に心にとめておくこと。
6. 世界と関わり続けることが最も重要だ──学び、将来に目を向けるためにはいつでも、それが最善の方法だ。
7. まだスピードを落とすべきときではない。最良のときは、これから訪れる。