テニス、イタリア国際、女子シングルス1回戦。フォアハンドを打つマリア・シャラポワ(2017年5月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】薬物使用による出場停止から復帰した女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、太ももの負傷のため、四大大会(グランドスラム)のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)欠場を発表。ウィンブルドン欠場はこれで2年連続となり、復帰後のキャリアの再構築を目指す30歳のシャラポワにとっては、またしても痛い欠場となった。

 2004年にウィンブルドンを制しているシャラポワは、当初は予選会に出場して本戦入りを目指すことを表明していたが、声明で「検査の結果、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)で負傷した筋肉の断裂が回復せず、予定していたグラスコートの大会に出場することは難しくなりました」と発表した。

 今後の予定については「引き続きけがの回復に努め、次は7月31日から始まるバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック(Bank of the West Classic 2017)への出場を考えています」と話している。

 薬物使用による出場停止から、今年4月に15か月ぶりに復帰したシャラポワは、その間にランキングポイントを失っていたため、ここまではワイルドカード(主催者推薦)に頼りながら大会に出場してきた。現在のランキングは178位となっている。

 シャラポワは禁止薬物のメルドニウムを摂取して2年間の出場停止を科されたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を申し立てた結果、意図的な使用ではなかったと判断されて処分が軽減された。

 処分期間が明けた4月にポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2017)で4強入りを果たすと、続けてマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)にも出場した。

 しかし、全仏オープンテニス(French Open 2017)の予選出場には届かず、注目されていた同大会のワイルドカードについても、大会主催者がシャラポワに推薦を与えないことを決断。さらに同じ日、太もものけがでイタリア国際を途中棄権した。

 全仏主催者の判断を受けて、シャラポワはウィンブルドンでは推薦を求めないと決め、予選3回戦の勝ち上がりにかけることにした。それでも、ウィンブルドンの前哨戦であるエイゴン・クラシック(AEGON Classic Birmingham 2017)では推薦を与えられ、シャラポワのワイルドカードをめぐる騒ぎは続いた。

 シャラポワは声明で「復帰に向けて素晴らしいサポートをし、エイゴン・クラシックのワイルドカードを与えてくれた英国ローンテニス協会(LTA)に感謝します。大会にたくさんの参加者が集まるのを祈りつつ、また来年会えるのを楽しみにしています」とコメントしている。
【翻訳編集】AFPBB News