全仏オープンテニス、女子シングルス決勝。優勝トロフィーを手にするエレナ・オスタペンコ(2017年6月10日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2017)は10日、女子シングルス決勝が行われ、エレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)が4-6、6-4、6-3で第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を下し、自身初となる四大大会(グランドスラム)優勝を飾った。ノーシード選手の全仏制覇は、史上初めて。

 世界ランク47位のオスタペンコは、全仏史上最も低いランキングでタイトルを手にし、ラトビア人選手として初のメジャー大会制覇を遂げている。

 また20歳のオスタペンコは、1997年女子シングルスを制したイバ・マヨリ(Iva Majoli、クロアチア)氏以降では最年少の全仏覇者となり、さらにツアーレベルでの初タイトルがグランドスラムというのは、同年の男子シングルスを制したグスタボ・クエルテン(Gustavo Kuerten、ブラジル)氏以来の快挙となっている。

 世界ランクが一挙に12位にまで上昇するオスタペンコは、「本当に幸せです。言葉もありません。優勝は夢でした」と語った。

 オスタペンコは第1セットを奪われ、さらに第2セットではゲームカウントを0-3とされたが、そこから恐れを知らないショットを決める見事なパフォーマンスを披露し、記憶に残る逆転劇を開始した。

「とにかく積極的で居続けようとしました。いくつかのゲームはすべてが自分の方へ傾いてくれました。0-3とされても、すべてのポイントで戦いました」

「まだ信じられません。ずっと夢でした。子供のころ見ていたところでプレーするなんてすごいことです。とっても楽しんでいます」

 一方のハレプはメジャー制覇を遂げて、同胞のイリ・ナスターゼ(Ilie Nastase)氏とバージニア・ルジッチ(Virginia Ruzici)氏の仲間入りを果たそうとしていたが、全仏では2014年大会に続き決勝で苦杯をなめた。

 25歳のハレプは優勝を飾れば世界ランク1位の座をアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)から奪うことができたが、ウイナーの数はオスタペンコが決めた54本に対し、わずか8本にとどまった。

 ハレプは「精神的な胃の痛みを感じています。いつか、このタイトルを勝ち取りたいです。エレナのことを祝福したいですね。あなたの成し遂げたことを称賛します」とオスタペンコをたたえた。
【翻訳編集】AFPBB News