中畑清氏

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10日、札幌ドームで北海道日本ハムファイターズと対戦した巨人は2-3で敗戦。9日には、悪夢の13連敗から抜け出す待望の勝利を挙げたが、連勝とはならず。一度は逆転に成功したものの、リリーフ陣が踏ん張れず、再逆転を許す格好となった。

同夜、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、野球解説者で巨人OBの中畑清氏が出演。不振が続く巨人の老川祥一オーナー、堤辰佳GMに向け、高橋由伸監督の続投を訴えた。

まずは高橋監督解任の可能性について。中畑氏は「ハッキリ言ってないね」とキッパリ。「過去ジャイアンツの歴史上、途中解任とか休養ってないのよ。でも、自分も経験があんだけど、4年間の監督業の中で12連敗したことがある。その時は『俺、解任かな?』とか不安にかられる。同じように由伸監督も感じてると思うけど、その時にオーナーが直々に、12連敗の後よ。呼び出されて『来季も続投してくれ』って要請された。ホッとしたんだけど、結果的にクビになった」などと語った。

さらに「今ジャイアンツはすごく空気悪いよね。みんな不安になってる」と分析した中畑氏は、「由伸監督にオーナーから一番やってもらいたいこと」として、「この状況だからこそ、オーナーが直々に『来季まで頼むよ』と一言言って、これがマスコミに触れ渡ってほしい。そういう空気が大事」などと声高に訴えた。

その他にも、大型補強の成果が出ていないチームの現状、中畑氏は「今一番状態が悪いのは何かって言ったら、GM」と指摘。「大補強を敢行したと言うけれど、結果何も出てない。機能してないという、この世界を本人が感じたんなら、『私が責任取るから由伸監督、もう一年やってくれよ』というくらいのコメントをマスコミを通して出してくれたら空気がいっぺんに変わる」と持論を展開。「仕事場は明るくなきゃいけない。その空気を作るのは、GM、オーナーの言葉」などと捲くし立てた。